よいちょ
幼稚園・保育園・学校のバザーの情報サイト『めざせ! バザーの達人』 管理人。
15年前、子どもの幼稚園のPTA執行部・役員として、5年、バザーに携わる。当時、バザーに関する情報が足りず、困ったことがきっかけでサイトを立ち上げる。
サイトでは、「バザーで売れるものアンケート結果」「バザーの出し物」「手作り品のコツ」「役員活動に便利なツール」など、全国のPTAさんから提供された役立つ情報を掲載している。
【小学1年生】と【年長】ママのお役立ち情報を配信!
週末・その他
年長 2016年10月13日の記事
前回に続き、幼稚園・保育園・学校のバザーの情報サイト『めざせ! バザーの達人』の管理人・よいちょさんにお話を伺います。
今回は、バザーの反省会で挙がったことについて教えていただきました。
●来場者への対応に反省
PTAのバザーの反省会では、どのような声が多く出ましたか?
よいちょ 「来場者が多すぎて対応が追いつかなかった、という声が多かったと思います。
例えば……
・食品の販売で、お客さんを長く待たせてしまった
・あっという間に商品が売り切れ、後から来た人から『何もない』とクレームがあった
などです。
また、商品が売り切れて予約品だけ保管していると、『どうして売ってくれないのか?』とお客さんにクレームを言われた、という声もありました。
反省会では、商品の量、値段に関することも挙がりました。
・少ないお手伝いの人数の中で、どれだけ商品を準備して対応できるか
・当日の天候によるリスクをどれだけ負えるか
・提供品の値下げのタイミング
・値段が適正だったかどうか
などが、話の中心でした。
これらの声を次年度の値段づけの参考にしました。
他に、反省会では、来場者からのクレームも各担当者から吸い上げました。
クレームには、来年度から改善できそうなこと、来場者側に問題があり対応できないこともあるので、バザーを実際に担当した人たちと意見交換することは、とても大切だと思います。
また、PTAの反省会では、がんばった自分たちをたくさんほめてあげてくださいね」
●バザーの『記録ノート』が、来年度にも役立つ
PTAとしてバザーに携わる中で、「これがあってよかった!」というものは何ですか?
よいちょ 「私がPTAの執行部を担当していた年は、過去の幼稚園のイベントの『記録ノート』が引き継がれ、貴重な情報源になりました。
子どもが通っていた園では、七夕、運動会、クリスマス会などいろいろな行事がありましたが、バザーが一番規模も大きく仕事量が多かったので、次の年度に引き継がれた直後にバザーの記録ノートを複数年度分じっくり読み、早め早めにスケジュールを立てました。
詳細に記録してあるノートのほうが役立ちましたので、執行部の一人に記録係になってもらい、ありとあらゆることを記録してもらいましたね。
失敗したことこそ省かずに記録しておくと、来年度に役立ちますよ。
例えば……
・活動日誌、プリントを発行した日やその内容
(来年度、スケジュールを立てるときの参考になります)
・各コーナーの商品数、値段、売れ行きと反省点
・備品の管理について、大鍋のしまってある場所とその個数など
・資材の調達先、数量、値段、交渉内容、搬入方法
(ボツになった調達先はなぜ選ばなかったのかも書いておくと、次年度の役員さんは無駄な交渉の時間が省けます)
・借りたもの、貸したもの
・会場設営のレイアウト
(図を書いたり、写真を一緒に貼り付けたりするとわかりやすいです)
・ゴミの処分方法
・招待状やお礼状を送った宛先、お祝いやお礼の記録
(漁協に冷凍庫を借りた、公民館の調理室を利用した、など外部との交流もあります。地域の人やOB・OGからの提供品、差し入れも書き留めて、バザー後にお礼状を送りました)
・バザーのお手伝いの人数や配置、期間など
・準備した掲示物の内容や数。ポスター掲示に協力していただいたお店や場所など
・反省会で挙がった内容
・収益、その使い道
各担当者にもノートに書いてもらいますが、日が経つと忘れてしまうので、締め切り早めにし、できるだけ記憶が鮮明なうちにたくさんの気づき・アイデアを箇条書きにしてもらいます。文章にまとめると要約されてしまうので、箇条書きがおすすめです」
●バザーの準備を通してママ友との強い絆ができた
最後に、幼稚園のPTAとしてバザーに携わってよかったことをぜひ教えてください。
よいちょ 「私の場合、園のバス停留所の固定のママ友の枠を超えて、たくさんの人とお友達になれました。子どもは成長するにつれ、進路の選択、学校での友達関係などが複雑になり、それにつれてママ友とも気を遣いながらのつき合いになってきます。
今思えば、幼稚園の頃のママ友は、子どもたちの成長を純粋に楽しみながらつき合えた友達です。
バザーを一緒に乗り切り、深い充足感、達成感を一緒に共有できたママ友とは、今でも付き合いがあり、大切なお友達です。
それに、バザーの準備で幼稚園へ通ったおかげで、家では見られない娘たちの顔を見ることができました。
園児の頃は、『ママが来たよ~』と指をさして周りのお友達に知らせたりして、嬉しそうに迎えてくれました(中学生になると、なかなかそんなことはしてくれません)。
園の先生たちともたくさんお話できました。
バザー当日、キャンディレイ売り場では、私が『○○ママが一緒に作ったキャンディレイだよ~』と言うと、手作りで不格好なレイでも子どもたちがみんな笑顔になってくれて、販売の仕事が楽しかったです。
苦労して作った髪飾りや園児バッグも、次の年の新入園児が持ってくれているのを見かけて、とてもうれしくなりました。
バザーは大変ですが、乗り越えた達成感の他にも、このような幸せな思い出もたくさんできました」
よいちょさん、ありがとうございました。
バザーの準備は、とても大変なもの。助け合えばママ同士の信頼関係が深まり、みんなで楽しめるバザーになって、子どもたちの笑顔が見られるのですね。
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