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生活・しつけ
小学1年生 2016年7月29日の記事
★夏休みの学童保育は、どんなイベントがあるの?[2016/7/29]
《夏休みの学童保育の生活・後編》楽しい遊びのイベントで、子どもは大きく成長し、仲間との絆を深めます。
夏休み、子どもをいろいろなところに連れて行き、
いろいろな体験をさせてあげたい。
けれど、共働きの家庭ではそれもままならず・・・
という悩みも聞かれます。
そんなお父さん・お母さんの気持ちを汲んで、
学童クラブでは、時間が自由な夏休み
子どもたちが楽しめるような行事を企画してくれているようです。
一例として、西東京市向台学童クラブの夏休みの行事を
施設長の高橋明子さんにうかがいました。
●友達との絆や、地域の交流を意識した行事を企画しています
夏休み、向台学童クラブではどのような行事を企画されていますか?
高橋 「夏休み前には、保護者会を開き
そこで、夏休みの過ごし方と
行事について説明しています。
夏休みは、時間が自由になり、
普段できないことができますので、
遠足に行ったり、育成室内でも遊びを中心に
楽しいことをたくさんしたいと思っています。
遠足では、昨年は
武蔵境にあるプレーパークに行きました。
その他には、
他の学童クラブとの交流を図ったり、
牛乳パックをリサイクルした絵手紙を
専門の先生に教わったりもします。
最高学年の4年生では、
ナイトハイクも企画されています。
昨年は、小金井公園まで歩いて行きました。
18:00 にみんなが帰った後、4年生だけ残って、
自分たちで夕飯用のおにぎりを作り、
19:00 に公園に出発。
昼間のうちに、木に蜜を塗り仕掛けをしておき、
そこに集まってきたクワガタやカブトムシを捕まえました。
毎年、4年生と話し合って一緒に企画を立てるので
今年はどんなナイトハイクになるのか、今から楽しみです。
そして、何といっても盛り上がるのが
『あそびのオリンピック』。
毎年、夏休みが終わる最後の3日ほどで行っています。
これは、夏の間にベーゴマであったり、
Sケン、大学落としであったり、
遊んだことを班ごとで競う、まさに遊びのオリンピックです。
競技の遊びは、子どもたちから提案し、
5競技くらいを競い合います。
1か月半熱中した遊びをかけて
毎年熱い戦いが繰り広げられるんです。
負けて悔し涙を流す子や、喜びでうれし涙を流す子もいます。
指導員も思わず涙してしまうくらいなんですよ。
遊びのオリンピックで仲間と協力したり、
悔しい思いを分かち合ったり、
夏休みを通して子どもたちは
友達との絆を深めますし、自身も大きく成長します。
それを傍から見て感じるのは
指導員としてもうれしいものです」
いろいろな行事が企画されていて、夏休み楽しく過ごせそうです。
こんなに楽しいことがあると、学童クラブを卒所するのが寂しくなりそうですね。
高橋 「子どもたちには、卒所しても
何かあったらいつでも来てねと言ってありますから、
卒業生は、よく遊びに来てくれます。
この間も中学生になった子たちが来てくれて、
子どもたちと遊んでいってくれました。
卒業生も含め、地域とつながることも大切にしています。
夏休みの行事としても、地域の方に来ていただき
平和などについて、お話しいただくような機会を設けています」
●自分の力ですること、自分で考えることを大切にしていきたい
ナイトハイクであったり、遊びのオリンピックであったり、子どもたちが何をやりたいかを決定していますね。
高橋 「子どもたちが、
自分で考えるということは大切にしています。
ですから、日々の自由遊びも自分のやりたいことが
できるようにしています。
夏休みに、ご飯を食べる時間から遊ぶ時間まで
全部自分で決められる
『アミーゴデイ』という日を設けています。
この日ばかりは、宿題をした後、いつ何をするかも自由。
自由な代わりに、早くお弁当を食べ過ぎて
後でおなかは空いてしまうなんてことにもなりかねません。
その辺も考慮して、1日自由に過ごすように
子どもたちには話すようにしています。
子どもたちが自分達で考えて行動する1日です」
高橋さんありがとうございました。
今回ご紹介したのは、西東京市の向台学童クラブの
夏休みの行事の一例でしたが、
多くの学童クラブで夏休みお楽しみ行事が企画されています。
学童に通う子どもたちは、学童クラブでしか経験できない
夏休みを過ごします。
申し訳ないとあまり気に病まず、
「思い切り楽しんでおいで」と
笑顔で送り出してあげるようにしましょう。
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