森野恵子
栄養士。健康管理士一般指導員。フードコーディネーター。食と健康をコーディネートする『LaVarie』代表。
暮らしを楽しみながら食育を推進する団体『食育暮楽部』代表。
親子の料理教室などを行い、食育の普及に務める。
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生活・しつけ
年長 2014年10月2日の記事
前回は、子どものおやつに選びたいおすすめの食品をお伝えしました。それでは、おやつの時間や量について、どんなことに気をつければいいのでしょうか?栄養士の森野恵子さんにお話を伺いました。
●「ダラダラ食べ」は肥満のもと!
森野 「小学生までは、おやつの『時間』や『量』を管理してあげましょう。よく、お子さんの少食を気にされているお母さんの声を聞きますが、夕食前のおやつの食べ過ぎが影響していることが多いようです。
また、お子さんが『おなかが空いた』とグズると、時間に関係なくお菓子類やジュースなどを与えていないでしょうか? 食べたいときにおやつの『ダラダラ食べ』をしていると、食事に影響してしまいます」
●おやつはお皿に盛り付ける
森野 「おやつは、袋のまま子どもに与えず、お皿に適量を盛り付けるようにしてください。スナック菓子など大きな袋のままだと、大人でもつい食べ過ぎてしまいますよね。
子どものおやつは、1日に200kcal程度が目安です。お菓子類だけではなく、ジュースのカロリーもあなどれません。日常の水分補給には、水やお茶を選ぶようにしましょう」
●子どもにとって、おやつはお楽しみ
森野 「おやつには、食事で摂りきれない栄養を補うほか、『疲れを取る』、『気分転換する』目的もあります。大人も家事や仕事などの合間におやつをとるとホッとしますよね。
前回、おすすめのおやつとして、果物や野菜、乳製品などを紹介しましたが、甘いお菓子が食べたいときもあると思います。『今日のおやつはなに?』とお子さんが聞いてくるのは、楽しみにしているからなんですね。かわいい形や好きなキャラクターのお菓子を選んであげるといいでしょう」
●市販のおやつを選ぶときのポイント
森野 「市販のおやつを利用するときは、袋やカップから出してお皿に盛り付けるようにします。そのとき、プリンに果物をトッピングする、おせんべいに煮干しを混ぜる、など、ひと工夫してもいいですね。
市販のお菓子やドリンクにも、ビタミンやミネラルを補えるものがあります。カスタードプリンではなくかぼちゃプリンにする、ゼリーは果物入りにするなど、野菜や果物入りのものを選ぶ方法もあります。
また、休日はお子さんと一緒におやつ作りを楽しんではいかがでしょうか?クッキーの生地をこねて成形したり、ゼリーが固まる様子を見たり。お子さんが食に興味を持つ良いきっかけになるはずですよ」
森野先生、ありがとうございました。
買い置きのおやつがあると、つい食べ過ぎてしまうもの。時間や量を決めて、市販品も上手に活用しながら、おやつタイムを楽しみたいですね。
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