森野恵子
栄養士。健康管理士一般指導員。フードコーディネーター。食と健康をコーディネートする『LaVarie』代表。
暮らしを楽しみながら食育を推進する団体『食育暮楽部』代表。
親子の料理教室などを行い、食育の普及に務める。
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生活・しつけ
年長 2014年10月1日の記事
子どもにとって、おやつはお楽しみの時間ですね。子どもが好きなスナック菓子やチョコレート、ジュースなどを買い置きしている家庭も多いのではないでしょうか?
とはいえ、甘いお菓子やジュースの摂り過ぎは、肥満につながることも……。子どものために、どんなおやつを選んであげればいいのでしょうか?栄養士の森野恵子さんにお話を伺いました。
●「おやつ=お菓子」と思っていませんか?
森野 「最初に、おやつの役割を知っておきましょう。子どもの胃は大人よりも小さく、1日に必要な栄養素を三食で摂るのが難しいため、お昼から夕食までの『間食』(おやつ)で補います。
だから、子どもにとっておやつは、食事と同じぐらい大切なもの。『第4の食事』ともいわれています。
気をつけたいのが、おやつの『内容』、『量』、『時間』です。まずは、内容について考えていきましょう。
『おやつ』と聞くと、スナック菓子やチョコレート、せんべい、ケーキやドーナツなどを思い浮かべるのではないでしょうか?これらは、いずれも糖分や油脂類が多く含まれるため、摂り過ぎに気をつけたいものです。おやつは、“補食”ととらえ、不足しがちな栄養素が補えるものを選ぶのが理想です。
例えば……
・ビタミン、カルシウムなどの栄養を補えるもの
・糖分控えめで、低脂肪、低カロリーなもの
・かみごたえのあるもの
を意識してセレクトしていきましょう」
●体にやさしい! おやつベスト3
森野 「ここからは、お子さんにおすすめのおやつをご紹介しますね。
・ビタミンやミネラルが補える果物、野菜、豆類
春はいちご、夏はスイカや枝豆、とうもろこし、秋はさつまいも、なし、もも、冬はりんご、みかん……など、おやつから旬を感じることができます。例えば、みかんにはビタミンCが豊富なので、抵抗力を高めて冬場の風邪予防にもなります。トマトゼリー、かぼちゃプリン、スイートポテトなど、野菜を使ったスイーツもいいですね。
・カルシウムが補える乳製品
骨の成長のため、カルシウム不足にならないように気をつけて。チーズ、ヨーグルト、牛乳寒天などのほか、まるごと食べられる煮干しもおすすめです。
・お米、小麦粉など穀物のおやつ
習い事やクラブ活動などでスポーツの習慣がある子は、エネルギーをたくさん消費します。夕食までの腹持ちがいいものを選んであげましょう。穀類には糖質が豊富で、体や脳を動かすエネルギー源になります。また、満足感も充分です。例えば、おむすび、小うどんなど。ピザやお好み焼きに野菜をトッピングしてもいいですね。ただし、夕食に影響しないよう食べ過ぎには気をつけてください」
お菓子以外にも、おやつになる食品はたくさんあるのですね。
次回は、おやつの『量』『時間食べるときのポイントについてお伝えします!
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