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学校・まなび
小学1年生 2014年9月29日の記事
勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第22回 [9/29]
子どものやる気を奪うNGワード
子どもが勉強しないのは、子どものせいではありません。
それは、子どものやる気をなくす親のせいなのです。
みなさんは、次のような言葉を垂れ流していませんか?
これでやる気になったら不思議です。
●勉強しなきゃダメでしょ
この言葉は子どもを勉強嫌いにするだけです。
勉強が好きな子の親は決して口にしません。
子ども「今やろうと思ったのに」
子ども「言われた途端にやる気がなくなっちゃった」
●なんでどんどん宿題やらないの
そう言われても困ります。
明確な理由など本人もわかりません。
子どもが下手に「だって……」と理由を言おうとすると、「言い訳しない!」となり、火に油を注ぐことになります。
子ども「なんでって言われても、わからないよ」
●いつになったら勉強するの?
これもまた困ります。
子ども「う~ん、わかんない」
子ども「あとでやるったら」
●あなたのために言ってるのよ
そう恩着せがましく言われても、子どももイヤになります。
子ども「だったら、もっとやる気が出るように言ってよ」
●今のままでいいの?
子どもの現状を否定する言葉であり、子どもにとってはつらいひと言です。
子ども「今のボクはダメな子なんだね。ママがぼくのことをどう思ってるか、よくわかったよ」
●「やる、やる」って、あんた口ばっかりじゃん
これは人格否定の言葉です。
子ども「グサッ。ママは私のことをそう思ってるんだ」
●やっぱり三日坊主だったね
これも人格否定の言葉です。
子ども「やっぱりオレはダメだ」
●もう飽きちゃったの?集中力ないね
これも人格否定の言葉です。
子ども「オレって集中力ないんだ。じゃあ何やってもダメだね」
●こんなのもわからないの?
子ども「わたしって頭が悪いんだな」
子ども「わからないことがあっても、もうママには聞けないわ」
●だからあなたはダメなのよ
これは子どもを丸ごと否定する言葉です。
このような人格否定の言葉は、絶対に言わないようにしてください。
子ども「やっぱりボクはダメだ。何をやってもどうせダメだ」
子ども「ひどい!私はママに見放されたんだわ」
●頭が悪いんじゃないの?
これも子どもを丸ごと否定する言葉です。
このような人格否定の言葉は、絶対に言わないようにしてください。
子ども「ボクは頭が悪いんだ。じゃあ、どうせ勉強してもムダだ」
●さっき教えたでしょ。何度教えたらできるの?
大人だって、何度教わってもできないことはあります。
子ども「これからはわかった振りをしよう」
●もっとよく考えなきゃダメでしょ
子どもによっては、何を考えればいいのかすらわからないことがあります。
子ども「考えてもわからないんだよ」
まだまだありますので、次回に続きます。
ぜひ、自分の言葉を振り返ってみてください。