辰巳 渚(たつみ なぎさ)
1965年生まれ。
お茶の水女子大学文教育学部卒業後、編集者を経て、フリーのマーケティングプランナーとして独立。
『「捨てる!」技術』(宝島社新署)が100万部のベストセラーに。
家事をはじめいろんなことに好奇心旺盛な男の子と女の子を楽しんで育てているおかあさんでもあります。
物質的に豊かな世の中で、どうしたら楽しく豊かに生きていけるかを提言しつづけています。
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生活・しつけ
小学1年生 2012年7月18日の記事
子どものお手伝いは、「言われたらやる」で十分
《お手伝いで子どもを伸ばそう 1 》お手伝いは、衣食住の基本です。親が教えなくて誰が教える?
「お友達の○○ちゃんは、お手伝いしてるんだって」
などという話を子どもから聞いて、
「うちの子には何もさせてないわ」
「何かお手伝いさせた方がいいの?」
と思ったことはありませんか。
今回は、
「子どもを伸ばすお手伝い」(岩崎書店)の著者である
株式会社家事塾の辰巳渚先生に
お話をうかがいました。
辰巳 「お手伝いとは、生活の基本であり、
生きていく力を身につけることです。
それを子どもに教えていくのは、親としての大切な役割で、
子どもは親との生活の中で生きるすべを身につけていくものです。
お手伝いをさせることで、
●必要な時に動く体
●気がつく心
●技術や自信
を身につけることができます。
『うちの子、言わなくちゃ動かないんです』
というママも多いかもしれませんが、
私は、言われたらやる、でOKだと思います。
人間は、食べる、寝るなど、本能に組み込まれたこと以外は、
よほどの動機がないとできない生き物なんです。
だから、しつこく繰り返し伝えて、
とにかく身体を動かすようにもっていく。
つまり、身体に仕込む。
これは、親にしかできないことです」
「うちの子に、自発的にお手伝いをさせるのなんて無理」
と思っていましたが、
なるほど、言われたらやる、でもいいんですね。
こちらからしつこく言い続けてやらせることが大事で、
それが親にとって大切な役割だということもわかりました。
次回は、何歳までにお手伝いを身につけさせたらいいのか、
についてうかがいます。
●辰巳渚 「お手伝いで子どもを伸ばそう」
最終回 間違った家事を子どもに教えてしまいそうで心配
第4回 パパの家事への関わりが、子どものお手伝いに影響?
第3回 子どもがお手伝いを面倒くさがったらどうする?
第2回 お手伝いは何歳までに身につけさせたらいい?
第1回 子どものお手伝いは、「言われたらやる」で十分