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生活・しつけ
小学1年生 2019年1月28日の記事
先輩ママに調査! 子どもだけでの外出、親子でしている約束は?
保護者の付き添いなしで、友だち同士遊びに出かける機会も出てくる1年生。そんな時、行動範囲をどうするか、どんなルールを作っておくべきかは悩みどころ。そこで、実際に1年生の子を持つ保護者にリサーチ! 子どもだけでの外出に関してどんな約束をしているのか聞きました。
●1年生のうちは「親同士が連絡の取れるおうちに」遊びに行かせる家庭が多い
小学生の子を持つママたち20名に聞いたところ、子どもだけで遊びに出かけるようになったのは、1年生の5~6月あたりからという回答が多数。登下校にも慣れてきた頃に、一緒に帰ってきた友達と遊ぶ約束をしてくるパターンが多いようです。
「習い事がない日は、ほぼ毎日子どもだけで遊びにいきます。クラスで仲の良い近所の友人ができ、誘われるようになりました。4月中は親も一緒について行っていましたが、遊んでいる様子を見てこれなら大丈夫だと思い、5月からは一人でも遊びに行かせています」(Nさん)
「6月頃から、同じマンションの複数の友達の家に行き来するようになりました。家に上がらせてもらっているのは親同士が連絡を取れるお家のみです。ひとつの家を溜まり場のようにしたくないので、ママ同士がお互い様の精神で、順繰りにお家を開けています」(Uさん)
「平日は18時まで学童に行っているため、子どもだけで出かけることはありません。休日は子どもが遊びに行きたいと言ったら、まず相手のお宅に連絡して都合を聞いています。1学期までは親も一緒にお邪魔するようにしていましたが、夏休み以降は子どもだけを預けることもあります」(Yさん)
子どもだけで遊ぶようになって間もない1年生のうちは、やはり親同士が連絡のとれる相手であるパターンが多いようです。
●遊びに行っていい場所と、帰宅時間の約束は?
では、子どもだけで遊びに行く際に、小学生のママたちはわが子とどんな約束をしているのでしょうか? 子どもだけで行ってもいい場所と帰宅時間のルールについて聞いてみました。
「許可している場所は、徒歩圏の公園、児童館、区民ひろば、学童クラブ、学校の友達の家です。友達の家は、親同士の面識がなくても連絡先が分かっていればOK。帰宅時間は基本的に17時、明るい夏場は17時半のこともあります。友達の家の場合は相手のご都合に合わせるようにしています」(Kさん)
「親同士が連絡を取れる友だちの家と児童館のみです。“友達と公園で待ち合わせ”はやらせていません(携帯を持たせていないので、大人の目があるところじゃないと心配)。17時に親が相手のお家に迎えに行くようにしています」(Yさん)
「一緒に行ったことがあり、帰り道に迷わない範囲ならOK。そのため、公園だけでなく、半径1キロ以内の道や商店街を友人と探検などもしています。携帯を持たせているので、友達からの急な誘いがあった場合には、電話で行き先を告げる決まりです。帰宅時間は、夏は18時(17時に一度私に電話をする決まり)、冬は17時。暗くなる時間をめやすにしています」(Nさん)
子どもだけで遊びに行っていい範囲は、友達の家や児童館などに限定している人が多数。中には携帯を持たせ、少し離れたところまで許可しているケースもありました。帰宅は暗くなる時間に合わせて17時~18時が多い様子でした。
●他にもある! 遊びに行く時の決まりごと
では、帰宅時間や行動範囲以外の約束にはどんなものがあるのでしょうか。
「おもちゃなどの貸し借りや、あげる・もらうはしない(交換っこをしたのに、やっぱり返して欲しい…というトラブルが何度かあったため)。ゲーム&YouTubeは1時間半まで。帰ってきたら何かごちそうになったか等を聞いています」(Yさん)
「友達からおやつをもらう場合には自分もあげるように言っています。アメや小分けスナックなど、小分けのおやつを持って行かせています」(Nさん)
物の貸し借りをしない、おやつは持参する、などの決まりごとが多く見られました。また、学校ごとに「放課後のルール」が決められていることも。今回ママたちに聞いた中には以下のような学校のルールがありました。
・いちど家に帰ってランドセルを置いてから遊びに行く(習い事も同様)。
・誰とどこへ行き、何時に帰るか、家の人に話して出かける。
・ものを買ってあげたり、買ってもらったりしない。
・夕焼け小焼けのチャイムが聞こえたら帰る。
各家庭のルールだけでなく、子どもが通う小学校にはどんなルールがあるのか、確認しておきたいですね。
●待ち合わせで会えない! 時間通りに帰ってこない! 子どもだけで遊んでいる時に起きたトラブル
最後に、子どもだけで遊んでいる時に起こったトラブルを聞きました。
「待ち合わせがうまくいかず、友達に会えないまま帰ってきたことがあります。友達同士で約束したお宅にお邪魔したら実はNGだったことも。帰宅時の認識の行き違いで親が迎えに出ている間に帰ってきてしまい、入れ違い続けて1時間くらい会えなかったこともありました」(Kさん)
「近所の公園で姉妹でかくれんぼをしていたら、妹の方が隠れるのがうますぎて、先に帰ってしまったと思いこんだ姉が1人で帰宅してしまったことがあります。姉が心配して探しまわるハメになりました」(Iさん)
「暑い時期、外で遊んでいた友達が軽い熱中症になったことがあります。どうやら一緒に遊んでいた友達は全員水筒を持参していたのに、その子だけ持ってきておらず、水分補給していなかった様子。その時は近くにいた大人が助けてくれましたが、わが子にも毎回忘れず水筒を持たせようと思いました」(Tさん)
まだまだ子どもだけで行動するようになって日の浅い1年生。待ち合わせで会えなかったり、体調管理ができなかったり、心配ごとは尽きませんね。
とはいえ、子ども達の行動範囲はこれからもどんどん広がっていきます。遊びに出かける際には親子でしっかり約束を作って、トラブルなく過ごせるように見守ってあげたいですね。
(取材・執筆:宇都宮薫)