ティーン雑誌などのスタイリストを経て、現在は小学生向けの手芸教室や地域のハンドメイドサークルで講師としても活動中。ハンドメイドサイトで出品する作品は、センスが良く他とは一味違うデザインだと多くのママを中心に人気を集めている。著書に『まいにち使いたい こどものこもの』(日東書院本社・刊)がある。
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年長 2019年1月23日の記事
だんだんと近づいてきた小学校入学に向けて、入学グッズを準備し始めている方もいるのでは。できれば手作りしたいけど、ミシンがないし裁縫も苦手…。そんなママ必見! 100円ショップの材料でできる「ミシンを使わない入学グッズの作り方」を、スタイリストの小泉千春さんに教えてもらいました。今回は、スクールバッグ編です。
スクールバッグ(レッスンバッグ)は、ランドセルに入らないような少し大きめの荷物や、体操服や上履き、着替えなどをまとめて入れられる便利なアイテム。持ち手を付けたり、バッグの両脇・底をぐるりと縫い付けたりと、ミシンがないとちょっと難しいと思ってしまいますが、なんと今回は手縫いなしで作る方法をご紹介します。使うのは、カシメという手芸用の金具です。
2種類の金具で布を挟み込み、右側の打ち具(セットで売っている場合と別売りの場合がある)を使って金づちでトントンと固定するというもの。金具の足の長さによってサイズが変わるのですが、今回は大(丸い部分が9mmサイズ)を使っています。
「手作りに慣れないママにとっては、針と糸を使うだけでも少し億劫に感じるという声をよく聞きます。そこで、工作気分で取り組める方法なら楽しくできるかな?と思いついたアイデアです。金づちを使うので、パパにもぜひおすすめしたい方法ですよ。100均で売っているバスマット(200円商品)を使います」(小泉さん)
<材料>
バスマット2枚・バッグテープ・カシメ(大)・金づち・目打ち・ハサミ
<作り方>
1.作りたいカバンのサイズに左右・下それぞれ5cmプラスした大きさでバスマットをカットする。このとき、持ち手側(カバン上部)はカットしないように、気をつける。
★小泉さんのワンポイント
「一般的なレッスンバッグは40cm×30cmくらいなので、この大きさをめやすに作ってみてください」
2.ほつれてこないよう、カバンの脇と底部分を5cm内側に折り、まち針で固定する。カシメをつける位置に印をつけて、目打ちで穴を開け、カシメの金具を通す。
★小泉さんのワンポイント
「中身が落ちないように、3cm間隔くらいでカシメをつけていくのがおすすめです。また、カシメは一度金づちで打ち込んでしまうと外れないので、穴を開ける段階から位置をしっかり調整しておきましょう」
3.金づちでカシメの金具を打ち込んで固定する。
★小泉さんのワンポイント
「カシメは表(ツルンとした丸い側)と裏(穴が開いた側)があります。向きを揃えて取り付けると、仕上がりがキレイです」
4.バッグテープを、「好みの持ち手の長さ+左右5cm」の長さにカットし、カバンの上部から1.5cm下、5cm下の2箇所をカシメで固定したら完成!
★小泉さんのワンポイント
「同じ要領でサイズを変えれば、上履き入れもできます。お揃いの生地で作っても素敵ですよ」
普段あまり手作りをしないという人にとっては、手芸店などで布を買い揃えても、使いきれずに余してしまうことが多いもの。その点、今回のバスマットを利用した方法なら、布を余らせずに済むので手軽で経済的ですね。ぜひ工作気分でチャレンジしてみてください!
(文・水谷映美/写真・小泉千春)
ティーン雑誌などのスタイリストを経て、現在は小学生向けの手芸教室や地域のハンドメイドサークルで講師としても活動中。ハンドメイドサイトで出品する作品は、センスが良く他とは一味違うデザインだと多くのママを中心に人気を集めている。著書に『まいにち使いたい こどものこもの』(日東書院本社・刊)がある。
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