ティーン雑誌などのスタイリストを経て、現在は小学生向けの手芸教室や地域のハンドメイドサークルで講師としても活動中。ハンドメイドサイトで出品する作品は、センスが良く他とは一味違うデザインだと多くのママを中心に人気を集めている。著書に『まいにち使いたい こどものこもの』(日東書院本社・刊)がある。
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年長 2019年1月22日の記事
小学校入学に向けて、通学バッグや体操服袋などの入学グッズを準備する時期がやってきました。できれば手作りしてあげたいな…と思いつつ、ミシンも持ってないし、そもそも洋裁はあまり得意でない…と困っているママも多いのでは。そこで、スタイリストの小泉千春さんに、100円ショップの材料でできる「ミシンを使わない入学グッズの作り方」を教えてもらいました。今回は、マスクと巾着袋編です。
まずは、給食のときに使うことが多いマスクから。市販されている不織布のマスクは使い捨てが基本なので、意外にコストがかかります。その点、布マスクは洗濯できるので経済的。
「今回使うのは、手ぬぐいです。最近の100円ショップは手ぬぐいがとても充実していて、かわいい柄からシンプルなものまでさまざま。お子さんと一緒に好みの柄を選べば、世界で一つだけの手作りマスクができます。手ぬぐいは端が処理されていて、ほつれてこない点も使いやすいですよ。子ども用のサイズなら、手ぬぐい1枚で2枚のマスクが作れます。バンダナやガーゼでもOK。マスク用のゴムも100均に売っていて、ゴム通しもセットになっています」(小泉さん)
<材料>
手ぬぐい・刺繍糸・刺繍針・マスク用ゴム・ゴム通し・ハサミ
<作り方>
1.手ぬぐいを半分にハサミでカットする。
2.横位置にして、だいたい3等分になるように折る。
3.子どもの口の大きさに合わせながら、作りたいマスクの大きさになるように調整して横に折る。カットした端から糸がほつれてこないように、切った側を中に折り込むと◎。
4.好きな色の刺繍糸で、端から0.5~2cmほどの位置を波縫いで縫い付ける。
★小泉さんのワンポイント
「マスクと同色でもいいですが、あえて目立つ色の刺繍糸を選んで、ステッチっぽく縫っていくとかわいいですよ」
5.ゴムを通して完成!
続いては、何かと使える巾着袋です。なんと、着なくなったTシャツを使って作れるとのこと!
「大人用のTシャツサイズであればお着替え袋、子どものサイズアウトしたTシャツなら給食袋くらいの大きさになります。思い出の洋服だから捨てられない…というときは、この方法でリメイクしましょう。巾着袋の底はTシャツを固結び、紐を通す部分はスナップボタンで作るので、手縫いなしで完成します」(同)
<材料>
Tシャツ・スナップボタン・紐・ハサミ・目打ち
<作り方>
1.そでの部分をカットする。
2.1.5cmくらいの間隔で、裾から5cmずつ切り込んでいく。Tシャツの前後の生地を一緒に切るのがコツ。
3.Tシャツをひっくり返して裏側にし、カットした布を前側と後ろ側で固結びにする。
4.すべて結び終わったら、もう一度ひっくり返して表向きにする。
★小泉さんのワンポイント
「表向きのまま結んで、フリンジを出してもオシャレです」
5.肩の部分をカットする。
6.ひもを通す道を作るため、スナップボタンを取り付ける。スナップボタンはオス側(部品2個)とメス側(部品2個)の計4個でワンセット。肩部分の上から3cm・外側から3cmくらいのところにメス側を、さらに10cmほど下にオス側を、目打ちで穴を開け、布を挟むようにして取り付ける。
★小泉さんのワンポイント
「Tシャツの布の厚さ次第ですが、目打ちがなければ針などで小さく穴を開けてもOK。スナップボタンは手でパチッとはめて固定します」
7.写真のように、前側2箇所、後ろ側2箇所の合計4か所にスナップボタンをつけ、パチンと留めておく。
★小泉さんのワンポイント
「Tシャツのサイズが大きい場合は、スナップボタンを留める箇所を増やすと、巾着を絞ったときに布がしっかりおさまります」
8.前後それぞれに紐を通し、端っこ同士を結び合わせたら完成!
ミシンがなくても簡単に作れて、しかも100均などで安く揃えられる小泉さんのアイデア、手作りが苦手なママにこそ、ぜひ試してほしい方法です!
(文・水谷映美/写真・小泉千春)
ティーン雑誌などのスタイリストを経て、現在は小学生向けの手芸教室や地域のハンドメイドサークルで講師としても活動中。ハンドメイドサイトで出品する作品は、センスが良く他とは一味違うデザインだと多くのママを中心に人気を集めている。著書に『まいにち使いたい こどものこもの』(日東書院本社・刊)がある。
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