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小学1年生 2014年4月7日の記事

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」 第1回

第1回 楽勉ポスターは貼っておくだけで知識が身につく

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●月のポスターのおかげで大活躍

 

小学3年生の理科で月の動き方の勉強があります。
月はどの方角から出てどの方角に沈むか、月の形はどのように変わるか、などの勉強です。

 

知り合いの先生に聞いたのですが、ある男の子がその授業で大活躍したそうです。
いつもはそれほど積極的に発表する子ではないのに、そのときはすごかったそうです。

 

その子は、三日月とか半月などはもちろん、新月、上弦の月、下弦の月などの意味も理解しているとのことでした。

 

そして、その理由は、月の満ち欠けを説明するポスターが家のトイレに貼ってあるからだそうです。

 

私もそのポスターを見たことがありますが、月齢0の新月から始まって、上弦の月、満月、下弦の月と進み、また新月に至るままでの月の形が、とても美しい写真で説明されています。

 

月の形は太陽、地球、月の位置関係によって変化するのですが、それについてもイラストで説明されています。

 

●楽勉ポスターで知識が身につく

 

私はこのようなポスターを “楽勉ポスター” と呼んでいます。

 

つまり、楽しみながら見ているだけで、いろいろなことを覚えて知識が身に付き、知的な刺激を受けて興味関心が高まる、そういうポスターです。

 

その男の子は、毎日そのポスターを見ていて、そしてそこで得られた知識をもとに実際の月も見ています。

 

自分が見た月のことをときどき日記に書いてくることもあるとのことですから、けっこう意識しているのだと思います。

 

こういう日々の積み重ねによって、彼は月についてかなり詳しくなり、興味関心も人一倍になったのです。

 

●地図のポスターで地理が得意になる

 

これはほんの一例で、今はいろいろな楽勉ポスターがありますので、ぜひ活用していただきたいと思います。

 

よくあるのが、各地の特徴、名物、名所、特産品、史跡などがイラストで表された地図です。

 

たとえば、和歌山県にはミカンのイラスト、北海道には札幌雪祭り、熊本県には阿蘇山などが描かれています。

 

また、世界地図なら、中国にはパンダや万里の長城、インドには紅茶やタージマハル、アメリカ合衆国にはナイアガラの滝や自由の女神です。

 

スーパーマーケットでミカンを買って、そこに「和歌山ミカン」と書いてあるのを見つければ、いつも見ているポスターとつながって確かな知識になります。

 

日ごろからこういう地図を見ていれば、間違いなく地理が得意になります。
そして、社会科の勉強の全般においてよい影響が出てきます。

 

なぜなら、社会科には農業、工業、水産業、歴史、経済、政治、国際関係などのいろいろな分野がありますが、そのすべてにおいて地理の知識が深く関わってくるからです。

 

次回は「楽勉ポスター(国語、算数)」について、4月14日配信です。

 

 

 

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