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年長 2017年6月29日の記事

ランドセルに関するママたちの疑問に、メーカー担当者が答えます!

先輩ママのランドセル選び座談会【第3回】

ランドセル第3回_1

 

先輩ママ4人による、ランドセル選びに関する座談会。第1回第2回では、ランドセルを選んだ時期や選び方についてお話しいただきました。そして、第3回では、これまでに出てきたランドセルに関する素朴な疑問を、ランドセルメーカー「セイバン」の担当者に答えてもらいます。ランドセル選びのポイントや最新機能まで、知らないと損するランドセル情報満載です。

 

教科書が増えたことで、ランドセルが大きくなった

 

今回ママたちの座談会にご登場いただくのは、「天使のはね」のランドセルで知られるランドセルメーカー「セイバン」マーケティング部の塩見佳春さん。まず、ママたちからは大きさが数年前より大きくなっていることについて質問がありました。

 

小古田:最近、ランドセルのサイズがドンドン大きくなっていますよね。何か理由があるのですか?

 

セイバン 塩見:ゆとり教育が終わって、子どもたちが学校に持っていく教科書や資料の量が大きく変わったんです。教科書のページ数の増加や、学校から配布される副教材が増えたことにより、それに対応する大きさのランドセルが2011年から販売されるようになりました。現在では、より大きなA4フラットファイルを収納できるランドセルが主流になっています。

 

小古田:A4フラットファイルを使わない学校もあったり、まだまだ学校によって差があるという話はありましたが、たくさん入るのはいいですよね。

 

セイバン 塩見:そうですね。収納力があるので、教科書だけでなく、サブバッグに入れるようなものも全部ランドセルに入れて、手ぶらで通学できるという点で、安全面でも魅力となっています。

ただ、大きくなれば、それだけ価格も高くなる傾向にあるのは事実です。また、学校の棚やロッカーに入らない学校もあるので、A4フラットファイルサイズを購入する場合、事前に学校や先輩ママに確認をした方がいいと思います。

 

素材も機能も年々進化し、6年間快適に使い続けられる

 

大脇:昔と比べて、ランドセルって6年使っても劣化しないですよね。耐久性もよくなった気がしますが、どういう点が改良されたのですか?

 

セイバン 塩見:そうですね、昔は革が剥げたり、ぺちゃんこになったランドセルを見かけましたよね。今は、本革も撥水性に優れたウレタンコーティングをしているので、革が劣化することはほとんどありません。また、人工皮革が非常に進化してきているため、セイバンでは人工皮革を多く採用しています。軽さやお手入れのしやすさ、撥水性などは本革より断然上。セイバンの商品では、キズや雨に強いオリジナル素材も使用しています。さらに、強度が求められる縫い合わせ部分などは手縫いにして、6年間維持できるように工夫しているんですよ。

 

ランドセル第3回_2
雨や汚れに強い「撥水性」にこだわった素材で、お手入れも簡単(画像提供:セイバン)

 

大脇:ランドセルの背中の一番上についている持ち手は、以前は無かったように思いますが、最近ついたものですか? こういった細かいところも年々進化しているんですね。

 

セイバン 塩見:皆さんの観察力、すごいですね。これは全部に付き始めたのは5年くらい前からです。お母さんがランドセルを持ってあげる時に持ちにくいという声が多かったので採用するようになりました。

 

ランドセルを選ぶ際にチェックしたい3つのポイント

 

中村:ランドセルを選ぶときのポイントはありますか?

 

セイバン 塩見:ユーザー目線で、お教えしたいポイントが3つあります。1つ目は、耐久性を親が確認すること。これには方法があります。まずランドセルを自分の体の前で両手で抱え込むように持ち、両腕でぎゅーっと圧力をかけてみるんです。側面の部分がぺこっとなる場合は、耐久性に問題があると考えられます。丈夫なランドセルは、圧力をかけても凹んだりしません。購入する前にぜひ試してください。

 

2つ目は、ランドセルに重りを入れて子どもに背負わせてほしいということ。本でもペットボトルでもいいですが、2キロ分くらいの重りを入れてみてください。実際の重さが実感できるとともに、背負いやすさや安定感などが確認できます。

 

3つ目は通学時間を調べてほしいということ。毎日、30分ランドセルを背負うのと、5分背負うのとでは、素材の選び方が変わってくるんです。通学時間が長ければ汗もかきやすい。汗をかきやすいお子さんや肌が弱いお子さんには、吸放湿性の悪い素材はおすすめできません。通学時間が長いお子さんには、背当て部分に通気性に優れた素材を使っているランドセルを選んであげたいものです。

 

「天使のはね」があることで、背中の負担が軽くなる!

 

編集部:セイバンさんといえば、「天使のはね」のコマーシャルが有名ですよね。そもそも「天使のはね」ってどの部分で、どういう機能なのか、教えていただけますか?

 

セイバン 塩見:天使のはねは樹脂素材でできていて、肩ベルトの上のほうに内蔵されています。背負ったときに、このはねがベルトを立ち上げるので、ランドセル全体がぐっと持ち上がり、背中の上部にぴったりと密着するようになります。ベルトが立ち上がることで、肩や背中の負担が軽減され、軽く感じられるのです。セイバンの商品には、すべて「天使のはね」が付いていて、背負いやすいよう考慮されています。試しに背負ってみると、フィット感を実感できますよ。

 

外からは見えないですが、このあたりに「天使のはね」が内蔵されているそうです(画像提供:セイバン)
外からは見えないですが、このあたりに「天使のはね」が内蔵されているそうです(画像提供:セイバン)

 

中村:肩ベルトの付け根が左右一緒に動くようにできているのも、何か理由があるのですか?

 

セイバン 塩見:セイバンの肩ベルトの付け根が左右一緒に動くのは、左右のバランスを崩れにくくするためです。左右のバランスが崩れると重心がどちらかにずれて姿勢が悪くなります。背負った時に重心を中央に保つためですね。

 

ランドセル第3回_4
実際に背負ってみて、フィット感を体感してみました

 

色の流行は年ごとに変化。学校の傾向に合わせて選ぼう

 

谷生:ちなみに、色もたくさん出ていて選ぶのに迷いますが、最近人気の色ってあるのでしょうか?

 

ランドセル第3回_5
男の子はブラック系が人気だそう(画像提供:セイバン)

 

セイバン 塩見:毎年トレンドが違うんですよ。女の子は人気カラーが分散する傾向にあって、2015年に一番人気だったのがビビッドピンクという赤に近いピンクでしたが、2016年はパープル系やブラウン系も売れていたようです。その年その年で傾向が違いますね。

 

ランドセル_グラフ_
2016年は、女子は人気が分散していました(セイバン調べ)

 

また、地域でも違いがあります。郊外だとカラフルで、都心だとベーシックな色が多いとか。子どもの好みだけで選んでしまうと、変に目立ってしまうことがあり、防犯的な観点から考えてもあまり良くないので、お子さんが行く学校の傾向を見ておくことは大事だと思います。

 

編集部:ランドセルを購入するときは、行く学校の傾向、最新の機能、色のトレンドなどを事前に知っておくと、賢く選ぶことができそうです。ランドセルは、6年間毎日使う、子どもにとって相棒のようなもの。丈夫で、背負いやすく、さらに子どもが気に入るものを選びたいものですね。

 

(SPONSORED BY 株式会社セイバン

 

 

 

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