鈴木さや子
日本FP協会会員 CFP®〈サーティファイド ファイナンシャル プランナー〉。
国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながら独学でFP資格を取得。
個人のマネー相談を受けるほか、コラム執筆、ママ向けのセミナーも行なっている。
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週末・その他
小学1年生 2016年4月28日の記事
こんにちは。ファイナンシャル・プランナーの鈴木さや子です。
私は、ママが楽しく家族と暮らしていく上で知っておくと良いお金の知識を、セミナーや執筆、また個別相談などで発信し、家庭もママ自身も、より満足度の高い生活を過ごしていけるようサポートをしています。
このコラムでは、小学生ママに知っておいて欲しいお金の情報をお届けしていきますね!ちなみに私自身も小学生ママ歴7年です。一緒に学んでいきましょう。
●公立小学校では、月平均いくらお金がかかる?
公立小学校でも学校にかかるお金は発生します。文部科学省の「子どもの学習費調査(平成26年度)」によると、公立小学校にかかる1年間の学校教育費(給食費含む)は102,404円。1か月に直すと約8,500円かかるんですね。
突然の集金に慌てないためには、お金の支払いタイミングや金額、方法を知っておくことが大切。小学5年の娘を持つ私の経験も踏まえてご紹介します。
●入学時にかかるお金
入学前後に自費で準備しないといけない物もたくさんあります。以下は我が家の場合かかった物と費用です。
・赤白帽子(約600円)
・指定上履き(約2,000円)
・防災頭巾・防災頭巾カバー(約3,000円)
・文房具(筆箱・鉛筆・色鉛筆など)(合計約5,000円)
・ランドセル(約40,000円)
・手提げバッグ・給食用ランチョンマットと袋・体操着袋・上履き袋(合計約3,000円)
・指定体操服(約5,000円)
合計 約58,600円
体操服や上履きなどに指定がなければ、もっと少ない負担で済むかも知れません。また、お裁縫が得意なママなら袋などの負担も軽くできますね。我が家の場合は、幼稚園で使っていた手提げバッグと上履き袋をそのまま使いました。(5年生になった今もボロボロですがなんとか使っています)
●入学後にかかるお金
多くの小学校では、入学時に給食費やPTA費の引落し口座の手続きをするように求められます。しばらくすると年間の引落し額と内訳が記載されたプリントが配布されますので、金額を手帳に書くなどチェックしておきましょう。
ドリルや文房具など無償で配られる教科書以外に発生する教材費、また社会科見学の交通費なども、我が家では一緒に引き落とされています。月1,500円~3,000円が年6回引き落とされました。年度終了時に、会計報告として具体的に何を買ったか、いくら使っていくら余ったかプリントにて配布され、残金が返金されます。
また、高学年になると修学旅行のための積立が始まるケースも。我が家の例ですが、小学4年生から毎月2,000円の積立をしています。それを含め、引落し額は少ない月で2,000円、2か月分一緒に徴収されるなど多い月で14,000円と、月によって幅がありました。
引落しではなく教材費などが発生するたびに集金にて支払うところもあるでしょう。その場合は、毎月はじめに子どもが持ち帰るプリントに、「何にいくらかかるから、いつまでに」という情報が載っていますので忘れないうちにすぐに支払いましょう。教材費については、10,000円を超えるような金額での徴収はまれで、多くても月5,000円までと考えられます。
他に突然の出費は、鍵盤ハーモニカや絵の具セット、裁縫道具、習字道具といったものです。一括購入で定価よりは安く購入できますが、種類を変えればネットで買った方が安く済むことも。卒業した兄弟がいる場合は、お下がりで対応できます。こうした大きな出費は、多くが低学年に集中します。そうそう、夏になればスクール水着も必要ですね。
金額としては、どのグッズも2,500円~6,000円ほど。入学して1~2年間は、度重なる出費の機会に「公立なのに」と思われる方も多いですが、少しずつこうした機会は減りますのでご安心を。
●公立小学校にかかるお金を準備するコツ
【1】引落し口座は小学校専用口座とし、プリントで金額をチェックの上、3ヶ月~半年分を入金しておこう
【2】その他、集金など突発的な出費のために、月5,000円を教育費として封筒に入れておこう。余ったらそのままにして、翌月5,000円を追加。年間通して余ったお金は、翌年の引落し口座に入金して使う
学校にかかるお金はやりくりできないものも多いので、その他の習い事などの教育にどのくらいお金をかけられるか、また、かけたいかをご家族でよく考えていただき、価値観にあったお金の使い道を考えてくださいね。
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鈴木さや子
日本FP協会会員 CFP®〈サーティファイド ファイナンシャル プランナー〉。
国内損害保険会社に勤務した後、退職し2人の娘さんを出産。育児をしながら独学でFP資格を取得。
個人のマネー相談を受けるほか、コラム執筆、ママ向けのセミナーも行なっている。
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