ぴっかりさん(萩原 光)
1956年生まれ。早稲田大学卒。
公立小学校で13年間教師を務めた後、「シャローム共育相談室」を立ち上げ、多くの親子の立ち直りを援助してきた。
また、著作や講演活動なども精力的に行なっている。主な著書に『心を抱きしめると子育てが変わる』(主婦の友社)など。
サイト紹介:
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生活・しつけ
年長 2016年5月9日の記事
運動会の練習が始まっている保育園・幼稚園もある時期ですね。
年長さんの場合、さかあがりや跳び箱、長なわとびなど、ちょっとむずかしいことにも挑戦し、当日にむけ、きびしい練習をする園もあるようです。
新たな体験の機会が増えていくこの時期、子どもが「もうできない」「やりたくない」と弱音をはいたときに、どのように勇気づけてあげればよいでしょうか。
様々な親子の悩みとマンツーマンで向き合いカウンセリングを行なっている子育てカウンセラーのぴっかり先生こと萩原光さんに、運動会を例としてお話をうかがいました。
●効果的な声かけは、子どものタイプを見極めて
子どもが弱音をはくとき、ママはどんな風に声かけしたらよいでしょうか。
萩原 「まずは、子どものタイプによって、どんな声かけが効果的か考えてみましょう。
『頑張って!しっかり!』
と励まされ、やる気が出るタイプと、
『よく頑張ってるね、大変だよね』
と共感されることで伸びるタイプに大きく分けられると思います。
子どものタイプによって、声かけを工夫してみましょう。
ただ、そうは言っても、どんなタイプの子どもでも相反する気持ちを持ち合わせている、とも言えます。
例えば『もうできない』『やりたくない』と口では言っていても、それが100%本音かというとそうではなく、口では弱音をはいていても、心の中では『やりたい』『乗り越えたい』と思っていることもよくあります。
こういう2つの気持ちの間で子どもたちの心は揺れ動いていることが多いのです。
そこで、その時の子どもの気持ちはどうなのだろう?と考えてみてほしいと思います」
見極めるって、難しいような気がしますが。
萩原 「これはもう、ママの直感でいいと思います。
あー、子どもはいまこんな気持ちなんだろうな~と思ったら、それに合わせた声かけをすればいいし、やってみて『違うかな?』と思ったら、別の声かけをしてみればいいんです」
●子どもの状況にあわせて切り口を変えてみても
具体的にはどんな声かけをしたらいいでしょうか。
萩原 「弱音をはく時点で、子ども自身はできない自分を責めているという状況にあります。まずはママがその気持ちに共感してあげましょう。
『疲れちゃったよね』
『頑張っているのにね』
『ヤダヤダって言いたくなっちゃったよね』
などの声かけがよいでしょう。
子どもは、気持ちを分かってくれた、と安心し、『またやりたい!よし、やってみよう』という気持ちになっていきます」
この言葉では響いていないな、と思ったらどんなふうに変えてみたらよいでしょうか。
萩原 「子どもを一喝するような感じで、『情けないな~、もう諦めちゃうの?』と言ってみるのもひとつの手です。
それによって、『よし!やってやろう』と気合が入ることもあるでしょう。
そして、『〇〇ちゃんなら、きっと出来ると思うな、ママは』とママが認めていることを伝えてあげると、落ち込んでいた気持ちが晴れて、やる気が出てくるのではないでしょうか」
園での最後の運動会に向けて、楽しく、元気に練習に臨めるようママも声かけをいろいろと工夫してみましょう。
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