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生活・しつけ

小学1年生 2015年12月14日の記事

★親野智可等の「今日から叱らないママ」第29回 [12/14]

あなたのほめ方は上から目線? 横から目線?

baby clothes  and toys on a table

 

 

●一人の人間同士として一緒に喜ぶ

 

子どもをほめるとき、大人はどうしても上から目線のほめ方になりがちです。

 

例えば、子どもが今までできなかったことができたとき、「やればできるじゃん」と言ってしまいます。

 

これは「今まではがんばりが足りないからできなかったんだよ」という意味も含んでいます。

ですから、子どもは心から喜べないかも知れません。

 

できないことができたときに、「うれしいねえ。ママもうれしいわぁ」と言ってもらえると、子どもは素直に心から喜べます。

 

まったく純粋にママのうれしい気持ちが伝わってくるからです。

 

「今まではがんばりが足りなかった」というニュアンスもなく、ほめることでさらにがんばらせようという意図もありません。

 

子どものうれしい気持ちに共感して、ママも純粋に喜んでいます。

一人の人間同士として一緒に喜び、うれしさを共有しているのです。

上から目線ではない横から目線です。

 

 

●一人の人間同士として感謝する

 

子どもがお手伝いで洗濯物をたたんだとき、次のように上から目線で言っていませんか?

 

「やるべきことがちゃんとできてえらいね」

「お手伝いを忘れずにできて立派だよ」

 

横から目線にするとこうなります。

 

「ママ疲れていたから、ホント助かったわ」

「いつもありがとう。これだけたたんでもらえると本当に助かるわ」

「おかげで夕飯の準備がはかどるわ」

 

つまり、純粋に感謝の気持ちを伝えるのです。

一人の人間同士として素直に感謝する気持ちです。

 

子どもはこちらの方がうれしく感じます。

自分が役に立っているという実感ほどうれしいものはないからです。

 

 

●一人の人間同士として「一緒に喜ぶ」「感謝する」の2つが基本

 

ということで、自分のほめ方を見直してみてください。

いつも上から目線のほめ方になっている人は、横から目線で伝えてみてください。

そして、だんだんそちらを増やしていくといいと思います。

 

基本は、一人の人間同士として「一緒に喜ぶ」「感謝する」の2つです。

 

 


次回の記事はこちら

第30回 条件つきでない無条件の肯定が大事。それを子どもに伝えよう
 

前回の記事はこちら

第28回 「すっぱいブドウ効果」で、叱られたことはよけいできなくなる!

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

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