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週末・その他
年長 2013年5月9日の記事
☆イクメンパパは、母の日にどんなことをするの?
《母の日の過ごし方1》イクメン曰く「母の日はどんなプレゼントを贈るかよりも、妻に感謝を伝えるのが大事」
「良い父親」ではなく、「笑っている父親」を増やすことをミッションとしているNPO法人ファザーリング・ジャパン。メンバーには、育児を積極的に行うイクメンが多いそうです。
事務局長の徳倉康之(とくくら やすゆき)さん(33)は、まさにその先駆け。4歳と2歳になる男の子の子育てをしながら、働く現役のパパです。
そんな徳倉さんに、母の日の過ごし方と、夫婦で大切にしていることについてうかがいました。
●母の日は、「ありがとう」と感謝を伝える日
母の日は、どんな日だと考えていますか?
徳倉 「妻に『ありがとう』と感謝を伝える日ですね。ただ、普段から『ありがとう』を言う回数を増やそうと心がけているので、そういった意味では、毎日が『母の日』です(笑)。
逆に言うと、母の日にすごく特別なものを用意するわけではありません。子どもたちが保育園や幼稚園で、カーネーションの置物や短冊などを作って帰ってくるので、家でするのはささやかなことです」
ささやかなことというのは、具体的にどんなことをしているのですか?
徳倉 「昨年と一昨年は、長男から花をわたしました。
妻は総合病院の勤務医なのですが、母の日の日曜日も出勤することがあるんです。その間に、息子と一緒に散歩がてら花屋へ行きます。『お母さんが何を喜ぶか考えて、1本選んで』と息子に伝え、妻が帰ってきた時に、一輪の花を息子からわたしています。昨年は黄色いバラでした。
母の日にどんなプレゼントを贈るかよりも、感謝を伝えることが大事だと思っています」
花をもらった奥様はどんな様子でしたか?
徳倉 「『ありがとう!』と言いながら、子どもを抱っこしていました。
花は気持ちがダイレクトに伝わるんですよね。
毎年ポイントになる行事のところで、私は花をプレゼントしています。2月には結婚記念日があったので、妻に『いつもありがとう!』と言ってピンクの花束をわたしたら、すごく喜んでいました。もう7年前になりますが、妻が結婚式の時に、花が一杯ついているピンクのドレスをお色直しに着ていたんです。それをイメージして、花を選びました」
●親の姿を見て、子どもは育つ
そういうことを覚えていて、花を選んでくれるダンナさん、ステキですよね!
徳倉 「父親がそうしていると、子どもも女性に花を贈るような男性に育っていくと思います。玄関に置いた花を見て、妻がニコニコしながら『良い香りがするね』と言うと、子どもも『今日も良い香りするね』と言います。子どもは親の真似をするんですね」
理想的なご家族ですね。ちなみに、母の日に「失敗した~」といういようなエピソードはないのですか?(笑)
徳倉 「昨年の母の日に、妻が好きなミネストローネと、チキンソテー、サラダを作ったのですが、思ったよりも喜ばれませんでした。妻にとっては、普通のことだったみたいです。
というのも、妻が保育園の迎えをすることが多いので、普段から食事の半分は私が作っているからなんです。
母の日のプレゼントが、いつもしていることや、特別なものではなかったとしても、いつも以上に喜んでもらえたら、夫としては嬉しいですね(笑)」
食事の半分を作っていらっしゃるなんて、まさにイクメンですね! 「もう少し喜んでもらえたら・・・」というのは、男性の本音を聞けた気がします(笑)。ママたちは、母の日にいつもよりたくさん喜びを表現してみてはいかがでしょうか。徳倉さん、ステキなエピソードを披露して下さって、ありがとうございました。
徳倉さんはいつ頃からイクメンになられたのでしょうか?
次回は、徳倉さんの夫婦関係をのぞいてみます。
プロフィール
NPO法人ファザーリング・ジャパン 事務局長。
1979年生まれ、香川県出身。
約10年間、大手日用雑貨メーカーで広域量販法人営業を担当。
在職中、男性職員として初めて育児休暇を取得。
2009年には8ヶ月間、2011年には2ヶ月間取得した。
ファザーリング・ジャパンの会員を経て、事務局に入局。
埼玉県男女共同参画審議会委員でもある。