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生活・しつけ
年長 2016年10月5日の記事
子どもへのマナーの教え方って?[2016/10/5]
《子どものマナーと敬語2》 毎日の生活がマナーの練習の場になります
小学校入学までに、少しでもマナーと敬語を身につけるための教え方について、前回から辰巳渚先生にお話を伺っています。
今回は、より細かな言葉づかいやマナーについてお尋ねしました。
●毎日の生活の中で、練習していく
目上の方や、出かけた先で大人と接する機会を作っていくお話がありましたが、実際に細かい言葉づかいなどを教えるにはどうすればいいですか?
辰巳 「大人に対する言葉づかいを少しずつ、ていねいにするように促していきましょう。
食事中にお水が欲しいときは、『お水!』ではなく、『お水をください』と言うように教えるだけでもずいぶんと変わってきます。
子どもですから、1回では覚えません。
事あるごとに注意すれば、いつか身に着きますね。
『リモコンとって!』ではなく、『リモコンをとってください』『ありがとう』という、美しいやり取りを続けるうちに、『こういう言い方をしたほうがお互い気持ちがいい』と気づけるようになるのです。
『家の中だからルーズでいい』ではなく、家の中できちんとすることで、社会での振る舞いも自然に身につくというわけです。
出かけた先で、子どもは『いくつ?』と聞かれることが多いものですが、そのときも『6歳』ではなく、『6歳です』と言ったほうがていねいで気持ちいいよね、ということを伝えていけるといいですね」
なるほど、日常のシーンでもていねいに話せるようになれば、毎日が気持ちよく過ごせそうですね。
●自分がされていやなことは、しない
ほかにも、伝えられることはあるでしょうか?
辰巳 「『自分がされていやなことは、ほかの人にしない』という基本を押さえるといいのでは?
たとえば、話しかけるときや返事をするときは相手をちゃんと見ることも、マナーのひとつ。
テレビを見ながら『はーい』と返事をしているなら、それはマナー違反だよ、とたしなめましょう。
相手を見ることは、気持ちを向けることにもなります。
また、子どもにありがちですが、人を指差すのもマナーに反します。
無邪気に『あの人知ってる』と言う程度のことですが、やはり気持ちのいいものではありません。
その行為をたしなめ、『あそこの青い服を着た人のことだよね』と、具体的に話す例をしめせば、子どもも、そう言えばいいのかと覚えられます」
正しい例を言ってあげるほうが、子どもにもわかりやすいですね!
辰巳 「マナーや敬語を身につけた人はとても美しいものですね。
マナーや敬語を身につけた子どももとても賢く見えます。
人に不快感を与えない、気持ちのよく人と接するための作法を、少しずつ教えていければ、小学校入学という節目も、気持ちよく迎えられるはず。
子どものよいお手本になれるよう、ママも、自分の振る舞いを少し振り返ってみてくださいね」
自分を律するいい機会、家族でマナーや敬語について振り返ってみます。
辰巳先生、ありがとうございました!
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