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学校・まなび
年長 2015年6月11日の記事
小学校受験に合格する子の共通点とは?(その1)[6/11]
《小学校受験に合格する子・2回目》合格に近い子は、伸びる可能性のある「自己肯定感の強い子」です。
小学校受験に合格する子は、単にペーパーテストの点数が高いだけではないといいます。合格する子には、どんな共通点があるのでしょうか?
ウェブサイト『All about』の学習・受験ガイドの高橋公英さんに教えていただきました。
●伸びる可能性のある子が合格しやすい
高橋 「小学校の受験では、ペーパーテストの点数だけではなく、行動観察(社会性、コミュニケーション力、しつけ)を重視する傾向があるようです。学校側は、『伸びる子を採用したい』と考えています。
小学校受験に合格する子の共通点について、2回に分けてご紹介します」
1)自己肯定感が強い
高橋 「自己肯定感の強い子は、好奇心旺盛で、情緒が安定しています。また、何事にも前向きで自信があります。自信過剰なのではなく、周りに惑わされず『自分は自分』という軸があるのです。
自己肯定感は、できたときだけほめる条件付きの子育てではなく、無条件の愛で『お母さんは、あなたが大好きだよ』『お母さんは、あなたを応援しているよ』と、子どもの存在そのものを認めることで強くなります。
しかし、日頃から『ダメ出し』ばかりされていると、自己肯定感が弱くなります。
努力をしたプロセスに注目し、結果が良くなかったとしても『がんばることができてよかったね』『いい経験ができたね』と認めます。失敗は、子どもが成長するチャンスととらえて、親御さんが子育てをしているのです」
2)生活習慣が整っている
高橋 「生活習慣を整えることは、受験の準備の基本です。
健康的な体づくりのためには『早寝・早起き・朝ごはん』が大切だと言われますが、睡眠をしっかりとり、早起きをして朝ごはんを食べれば、学習に集中して取り組める態勢が整います。
夜ふかしをしたり、朝食を食べていなかったり、生活リズムが乱れている子は、受験の準備が遅れてしまうことがあります」
次回に続く。
プロフィール
『All about』学習・受験ガイド
学生時代に家庭教師や塾講師を経験。わが子の受験をきっかけとして教育に興味を持つ。親の視点から教育界の現状を分析し、ネットメディアや雑誌に記事を執筆。
現在は『こだまの寺子屋』(群馬県高崎市)で子どもと遊び、学習指導をしている。2人の子どもが東大生。