3つの星の七夕飾りを作りましょう!
折りたたんだ紙にちょっと一工夫を加えると、簡単に立体的な星型の飾りが完成です。
親子でぜひ、つくってみてください。
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週末・その他
年長 2016年7月5日の記事
☆プリントして簡単手作り! 星の七夕飾り[2016/7/5]
《親子で作る七夕飾り・その1》立体的な星の形の七夕飾りです。糸で短冊につなげて飾りましょう。
こんにちは、キッズパーティスタイリストの國谷典子です。
7月の年中行事といえば「七夕」ですね。天空の天の川では、織姫様と彦星様が会える日を楽しみにしていることでしょう! さあ、三連の星飾りを飾って七夕をお祝いしましょう。
●七夕は夏の星祭り
七夕を英語で説明すると「the Star Festival (Tanabata)」と言います。ちょっと日本語とはニュアンスが違いますね。
七夕飾りには種類があり、それぞれに意味があります。私がベルギーに住んでいたときに、外国人に七夕飾りの一つ一つの意味を理解してもらうのは大変でした。
しかし、沢山の七夕飾りの中に唯一わかりやすい飾りがありました。それが星飾りです。星に願いを掛けるのは万国共通のことなのです。
七夕の夜、昔女の子は手芸の上達を願い、男の子は手習いの上達を願いましたが、私の息子の通っている園では、女の子は幼稚園・保育園の先生になりたいと願い、男の子はサッカー選手になりたいなど、七夕の短冊に願い事を書いています。
願い事の内容は時代と共に変化していきますが、七夕の行事が途絶える事はないでしょう。どんな時代が来ても、どんなに辛い事が起こっても、星に願いを掛ければ必ず叶う事を信じて、今年も七夕の夜には星の飾りを飾っていきたいですね。
●3つの星が連なる七夕飾りを作りましょう!
今回ご紹介する七夕飾りは、立体的な三連の星飾りです。
3つ連ねた星の下に短冊を付けます。糸を通すのは保護者の方がしてください。
短冊は5色用意しました。ちなみに5色とは青・赤・黄・白・黒のことで、古代中国に成立した陰陽五行説に基づくものです。
(今回は、黒の短冊ではなく、紫に変更しています)
《 作り方 》
1. 《ほしかざりの パーツ》と《たんざく》を切り取ります。
2. 《ほしかざりの パーツ》を半分に折り、☆印同士が重なるように折ります。
3. 五角形になるように繰り返し折ります。
4. 端は内側に折り込みます。
5. できあがった五角形の5つの辺を指で内側に押し込むようにして、立体的な星の形を作ります。
6. ほしかざりができたら、写真のように星に糸を通し、短冊を吊るして完成です。
《 アレンジ 》
星をいくつもつなげると可愛いブレスレットになります。
●どうして笹に飾りを吊るすの?
七夕は日本の五節句の一つで、7月7日の夜に願いごとを書いた短冊や吹き流しなどの飾りを笹の葉に吊るし、星にお祈りをする夏の行事です。この習慣は奈良時代に中国から京都に伝わり、江戸時代には全国に広がったと言われています。
なぜ笹に短冊や飾りを付けるかというと、昔から日本では笹には魔除けの力があり、強い殺菌力を持つ笹は、とても神聖な植物として扱われてきたからだそうです。
私も子どもの頃は短冊に将来の夢を書き、織姫様と彦星様からよく見えるようにと、少しでも笹の上の方へ飾ろうと頑張りました。そして母になった今は、息子達に七夕の意味を教え、一緒に七夕飾りを作る事を楽しんでいます。
●ヨーロッパで七夕をお祝いできないなんて…
しかし、ベルギー在住中は七夕を楽しむ事がとても困難でした。日本ではどこでも見かける竹がヨーロッパにはなかったのです!
竹は気温が高く湿気の多い地域を好むので、ヨーロッパの寒い気候では育たないそうです。部屋に飾れる小さな竹・万年竹(ミリオンバンブー)ならあったかもしれませんが、短冊や飾りを吊るす事ができるような背の高い竹はなかったのです。
息子達が通うインターナショナルスクールの幼稚園では、保護者が交代で母国の文化を披露するイベントがあったので、私も色々な日本の行事を紹介してきました。しかし、どうしても七夕だけは再現できなかたのです。
「日本では7月7日の夜に、願い事を書いたカラフルな短冊や星などの飾りを笹の葉に飾ります」。外国の子ども達にそんな話をしても、竹や笹を見た事がない子ども達にはピンと来ません。
「まるでクリスマスツリーね!」と言ってくれる子どももいましたが、七夕のイラストを見せたり、折り紙で短冊を作って見せたりしても、子ども達は無反応です。
唯一、担任の先生だけは日本のエキゾチックな文化に感動してくれました。何とか笹を説明しようとして、とっさに言った言葉は「パンダが食べる葉っぱ」です。でもこれでは、「日本人はパンダの餌に願いを掛ける変な民族だ!」と思われたに違いありません。
その上、家で息子達に七夕を教えようとし、庭のオリーブの木に願い事を書いた短冊を飾らせましたが、何か変だよ!と息子達にまで笑われてしまいました。
海外生活ではなかかな体験できない日本の行事である「七夕」。お子さんと一緒に是非、七夕を楽しみましょう!
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