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学校・まなび
小学1年生 2016年6月7日の記事
★雨の日の登下校の安全のために子どもに伝えること[2016/6/7]
《雨の日の交通事故を防ぐ2》道路を渡る前などは、傘を目の上まで上げて周りを確認するように伝えましょう。
雨の日は視界が悪いため、歩行者とドライバーがお互いの存在に気づきにくくなります。それだけ、交通事故が起きやすいということに!
子どもを事故から守るためには、どんな習慣づけが必要なのでしょうか。子どもの安全対策にくわしい舟生岳夫さんに教えていただきました。
●通学路での危険ポイントを確認しよう
まだ幼い部分が残る小学1年生に、雨の日の登下校の危険についてどのように注意すればいいでしょうか?
舟生 「雨の日に限ったことではありませんが、子どもには
・道路に出るとき
・道路を渡るとき
など、道中の節目ごとに『周囲を見る』習慣をつけさせることが大切です。
前後左右を見回して、自動車などが来ていないか、確認しましょう。
雨の日はその際に、
・傘を目の上まで持ち上げる
ということが鉄則。
傘が視界に入っている状態では、きちんと確認できません。
透明の傘であっても視界は悪くなりますから、必ず持ち上げてください。
水たまりをよけるときなども、周囲を確認するように促しましょう。
また、傘は柄をゆるく握るのではなく、しっかり握らせること。
子どもは体重が軽いので、強い風にあおられたりすると、傘に引っ張られて車道に出てしまう危険があります」
●雨の日は一列になって歩くのが鉄則!
では、友だちといっしょに歩いているときの注意点は何でしょうか?
舟生 「まず、ふざけないことです。
そして雨の日は、横並びで歩かないようにしましょう。
傘を持っているので、横並びになると、ふだんより横幅が広がります。気づかないうちに車道にはみ出してしまうこともあるので、危険ですね。
集団登校の場合も、一列になって歩くように教えましょう」
そのほかにも、親は子どもにどんな注意を促すといいですか?
舟生 「活発なお子さんなら、おもしろそうな物を見つけてもすぐに飛んでいかないようにとか、周囲への関心が薄いお子さんなら、歩くときには意識を外に向けるようになど、一人ひとり、注意点は異なります。
雨の日に限ったことではないのですが、お子さんの性格に合わせて、注意を促すようにしてください」
交通安全にもわが子のふだんの行動やクセを、よく見ておくことが大事なんですね。
次回は事故防止に役立つ、雨具選びのポイントをお聞きします。
前回の記事はこちら
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