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年長 2012年3月16日の記事

子どもが無事に帰ってくるかどうか心配です。

子どもだけの登下校は不審者や事故に遭わないか心配で、帰ってくるまで外出もできないのですが・・・

子どもが無事に帰ってくるかどうか心配です。

 

ついこのあいだまで、幼稚園や保育園は親が送り迎えをしていたのに、子どもたちだけで登下校することに不安を感じない親はいないでしょう。
離れていて子どもを守る方法は何かないでしょうか?
 
教育評論家の親野智可等先生にうかがいました。
 
親野 「心配なら迎えに行っていいんですよ。
働いていて難しいというお母さんは、近所のお母さんと協力したり、おじいちゃんおばあちゃんにお願いしたりしても良いと思います。
別の記事でも書きましたが、事前に通学路を下見して、危険なところを現地で教えてあげることも重要です。
(詳しくは → 「登下校をしっかり見守るには?」の記事をご覧ください)
それと、ぜひ防犯グッズも用意して、実際に使う練習もさせてください」
 
今は、学校で防犯グッズを配るところもあるようですが、学校では、不審者対策をどの程度行っているのでしょうか?
 
親野 「なるべく集団で帰れるように、下校時間を揃えたりしています。
また、身の守り方を指導するCAPというNPOの団体があり、そういった専門家を招いて、怪しい人に声をかけられたりしたときの対応の仕方を実際の場面に即したロールプレイを通して指導してもらうところも増えています。
 
CAPでは、
『NO(拒絶)』
『GO(逃げる)』
『TELL(近くの大人に報告)』
を教えています。
被害に遭いそうなときは大声を出すなどして『NO!』の姿勢を伝えることが大事なのですが、実際にそういう場面でできた子は0.9%しかいないそうです(静岡新聞2012年3月9日夕刊による)。
実際に自分で声に出して『NO!』を伝える訓練をすると効果がしっかり現れるとのことなので、学校任せにしないで、親子でやっておくことを強くお勧めします」
 
親野先生ありがとうございます。
 
(CAPのホームページ→http://www.cap-j.net
 


 
子どもの安全を守るために親ができることは次の四つ。
 
1. まわりの大人と協力して迎えに行く
2. 通学路を下見して危険な場所を教える
3. 防犯グッズを用意する
4. 自分の身の守り方を実際の場面に即したロールプレイで練習する

 
事故も心配ですが、いろいろな話を聞く今は不審者にあわないかの心配のほうが大きいでしょうか?
CAPの指導は、親も知っておいたほうがよさそうですね。
後日、取材をしてみたいと思います。
 
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