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週末・その他
小学1年生 2014年1月19日の記事
カゼのひきはじめに食べるといいものはコレ!
のどの粘膜を保護するビタミンA、抵抗力をつけるビタミンCがとれる食べ物で、体調を調えて!
こんにちは。ママノート編集部です。
まだまだ寒さの厳しい日が続いていますが、ふと「あれ、何だか熱っぽい… もしかしてカゼ!?」と感じることはありませんか?
カゼのひきはじめに体調管理を怠ると、症状をこじらせてしまうかもしれません。
「カゼかな?」と思ったときに食べるといいものを、栄養士の森野恵子先生に教えていただきました。
●体を温めるメニューを選び、ビタミンA、Cを補って!
森野 「体が冷えて体温が下がると、抵抗力が落ちてしまいます。
そんな日は、温かいスープ、鍋物などのメニューにして体を温め、細菌と戦えるようにしましょう。
また、みかん、ゆず、いちご、柿などの果物にはビタミンが豊富でカゼ予防に役立ちます。果物は、すぐに食べられる手軽さもいいところ。冬のおやつや食後のデザートに取り入れてください。
ここからは、カゼのひきはじめに積極的に取り入れたい栄養や食材をご紹介します。
《ビタミンA》
皮膚や粘膜を健康に保つ働きを持ち、のどなどの粘膜を保護します。
■主な食品… にんじん、かぼちゃ、モロヘイヤ、柿、卵黄、うなぎ、など。
■とり方… ビタミンAは、脂溶性ビタミン(脂に溶ける)です。サラダのドレッシング、炒めものなど油と一緒にとると吸収率がアップします。
《ビタミンC》
血管、皮膚、筋肉などを強くして体の抵抗力をつけるのに役立ちます。
■主な食品… みかん、ゆず、いちご、レモン、ピーマン、さつまいも、かぼちゃ、じゃがいも、など。
■とり方… ビタミンCは水溶性ビタミン(水に溶ける)です。ストレスや疲労などで失われやすいので、まとめてとるよりも何回かに分けて摂取をしましょう。
そして、夜ふかしをせず、体が温まっているうちに早めに就寝をし、ゆっくり休むことも大切です」
●カゼのときは、おかゆのトッピングをひと工夫
森野 「もしもカゼの症状が出てきて、食欲が落ちてしまったときは、栄養価が高く、消化のいい食べ物を選ぶようにしてください。
体のエネルギー源の炭水化物がとれるおかゆや雑炊をベースに、トッピングで必要な栄養をプラスしましょう。
おかゆ・雑炊のトッピングにおすすめなのは…
・卵(ビタミンAやたんぱく質が補える)
・梅干し(疲労回復効果があるクエン酸を含む)
・ねぎ(血行を促進する硫化アリルがとれる)
・しょうが(体を温めるジンゲロンを含む)
・長いも(でんぷんの消化・吸収を助けるアミラーゼを含む)
また、しょうがはちみつ湯、ゆずはちみつ湯などのホットドリンクで体を温めるのもいいですね。
発熱によってビタミン類が失われやすくなるので、しっかり栄養補給をしてください」
体にいい栄養や食材の知識を持っておけば、家族の体調管理に役立ちますね。
冬を元気に乗り切りましょう!
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プロフィール
栄養士。健康管理士一般指導員。フードコーディネーター。食と健康をコーディネートする『LaVarie』代表。
暮らしを楽しみながら食育を推進する団体『食育暮楽部』代表。
親子の料理教室などを行い、食育の普及に務める。