- トップページ >
- 学校・まなび >
- 親野智可等 連載コラム 「ママも小学2年生」 第20回
学校・まなび
2014年1月20日の記事
親野智可等 連載コラム 「ママも小学2年生」 第20回
第20回 丸つけを工夫すると勉強が楽しくなる
●全体のイメージを明るく華やかで楽しい感じに
みなさんは、「子どもを勉強好きにしたい」「進んで勉強ができる子になって欲しい」と願っていると思います。
そのためにできることはいろいろありますが、今回オススメしたいのは「丸つけでほめる」方法です。
子どもが勉強したプリントや問題集などに丸つけをしてあげるとき、ちょっとしたコツがあります。
それは、全体が明るく華やかで楽しい感じになるようにしてあげることです。
すると、子どもは勉強ってけっこう楽しいと思えるようになります。
そのためには、まず丸つけで使う筆記用具が大事です。
色が明るく華やかで、ある程度太いものがオススメです。
この条件に合っていれば、水性サインペンでも色鉛筆でもどちらでもいいでしょう。
赤いボールペンで丸つけする人もいますが、これだと線も細くて色もきれいではありませんので、なんとなくさみしい感じになってしまいます。
●楽しい花丸をかいてあげよう
そして、例えば算数プリントで問題が10問あったとしたら、1つ1つ花丸をつけてあげます。
子どもは普通の丸よりも花丸の方がうれしいのです。
花丸に目や口を描いてリボンや蝶ネクタイもつければ、キャラクター花丸にすることができます。
これで、さらに楽しくなります。
間違えたところは、小さい「レ」(レ点)か「?」(ハテナマーク)がいいでしょう。
あるいは、「・」(ポツ)でも十分です。
「バツはバツだ」とばかりに大きなバッテンをつける人もいますが、子どもにとってはイヤなものなのです。
大きなバツがたくさんついていれば、それだけで勉強が嫌いになってしまうこともあり得ます。
●印象やイメージの影響が大きい
プリントの上の方、あるいは余白などに「がんばったね」「やったあ」「おめでとう^^」「すごい!!」等のひと言を書いてあげると、子どもは喜びます。
お母さんの似顔絵キャラクターを描いて、その吹き出しにコメントを書くのもいいでしょう。
子どもが「☆☆☆」などのきらきらマークが好きなら、それも描いてあげます。
このように、全体が明るく華やかで楽しい感じにします。
「丸つけでほめる」というつもりでやってあげてください。
すると、子どもは勉強ってけっこう楽しいと思えるようになります。
大人もそうですが、子どもも印象やイメージといったものに大きな影響を受けるのです。