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生活・しつけ
年長 2013年8月1日の記事
☆子どもに本好き・読書好きになってほしい!
《5~6歳児におすすめの絵本2》 子どもを読書好きにするためにできることとは?
前回から、絵本アドバイザーの大橋悦子さんに、
年長児にぴったりの絵本についてお話をうかがっています。
●ママは子ども専属の「絵本コーディネーター」!
本屋さんや図書館で、子どもの絵本を選ぶことが
年々難しく感じるというママの声も聞こえます。
年長児への絵本の選び方のポイントを教えてください。
大橋 「年長児のお子さんに絵本を選ぶポイントは、
お子さんが『あっ、絵本って面白い!』と
感じられることが一番です。
だから、あえて特定の分野に固執しないで、
いろいろな絵本を読んでみるのがおすすめです。
お子さんの興味の対象が広がっていることに気づけたり、
お子さんの反応に驚いたり、
思わぬ発見があるかもしれません。
絵本を通じてお子さんの成長を実感できるわけです。
そうすれば、ママたちも
次の絵本を選ぶのが楽しくなりますよね?
ほかの誰のためでもない、自分の子どものための
絵本選びのポイントはそうやって見えてくるものなのです」
うちの子は虫の本ばかり読みたがるのですが……?
大橋 「もちろん、知的好奇心を刺激する絵本や
科学絵本もこの時期の子どもにはぴったりです。
ただ、日常の生活に即した内容の絵本ばかりではなく、
ときにはファンタジー絵本や冒険物語など、
現実と空想の世界を行き来しながら楽しむ作品にも
触れてほしいですね。
たとえば、虫がテーマの幼年童話を勧めてみてもいいかも。
虫という切り口で、いろいろな物語がお子さんを待っています。
ママにはお子さんだけの
『絵本コーディネーター』になって
豊かな本の世界にじょうずに誘ってあげてほしいですね」
●テレビを消し、書を読もう!
子どもに読書や本を好きになってもらう秘訣はありますか?
大橋 「絵本の読み聞かせで一番大切なことは、
まずはパパやママが『読み聞かせを楽しむこと』です。
その気持ちがお子さんに伝わり、
お子さんも読み聞かせの時間を楽しむようになります。
楽しい時間が共有できるようになるのです。
絵本は大げさに読み過ぎないことも大切です。
いつもの声で、心を込めて読んであげましょう。
また、読後はいっしょに絵本の余韻に浸るのもおすすめですね」
遊びに一生懸命で、
なかなか絵本に向かわない、なんて子もいるようですが。
大橋 「子どもに読書に興味をもたせるには、
まずはパパやママが本を読むことをおすすめします。
パパやママがテレビばかり見ていて、
子どもには読書してほしい、というのは無理というもの。
パパやママが静かに本を読んでいれば、
子どもは必ず『何をしてるの? 面白いの?』と
聞いてきます。
そのときは満面の笑みで
『本を読んでいるの。面白いよ~!』と
答えてくださいね。
そのひと言で、
意外なほど本に興味を示すようになるお子さんは多いのです」
思わずドキッとしたママも多いのでは?
テレビを消し、読書タイムを作るのもよさそうですね。
次回は大橋さんが年長児におすすめする絵本5冊を
ご紹介します。お楽しみに!
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