1969年横浜生まれ。2児の母であり、自然災害や犯罪などから子どもを守るための講演活動や執筆活動をしている危機管理アドバイザー。
著書には「じしんのえほん こんなときどうするの?」(ポプラ社)、「わが家のチャイルドセキュリティ―あらゆる危険から我が子を守るQ&A」(一ツ橋書店)、「犯罪から身を守る絵事典」(PHP研究所)など。
また「ドラえもんの地震はなぜ起こるどう身を守る 親子で読もう!」(小学館)、「防犯絵本 まもる!」(学研教育出版)など監修した本も多数。
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週末・その他
小学1年生 2016年7月22日の記事
前回は、危機管理能力が身につくまで、子どもから目を離さず、
行動を見守ることが大切だというお話を国崎先生にうかがいました。
今回は、夏休みに気をつけたい防犯のポイントをお聞きしました。
夏休みなら、子どもだけで留守番をさせることもあるかと思います。
どんな注意が必要でしょうか。
国崎 「子どもだけで留守番しているとき、
電話には出ないよう約束をしておきましょう。
電話が鳴ると出たくなるのが、子どもの心理です。
留守中の電話に出れば、子どもは普通に
『今、お母さんはいません』
と答えることと思います。
けれども、もしひとりでいることが分かってしまうと、
狙われてしまう危険があるのです。
また、お友達や先生の電話番号を聞き出されることもあります。
いくら『聞かれても答えてはダメよ』と話していても、
子どもには難しいでしょう。
悪い目的を持って電話をかけてくる相手は、
あの手この手で連絡先を聞き出そうとしてきます。
『留守番のときの電話には出なくていい』
と決めておきましょう。
そして、
『ナンバーディスプレイで、お母さんなら出ていいよ』
など、約束しておくといいですね」
では、留守番中にインターフォンが鳴った場合は
どうしたらよいでしょうか。
国崎 「これは『絶対に出なくてよい』と教えましょう。
業者になりすました犯罪もあるし、
業者の人でも子どもだけとわかると
犯罪に走ってしまうようなケースもあります。
制服を着ていると、子どもは安心し、
『お母さんは今いません』と正直に言ってしまいます。
子どもはこういうとき、嘘をつくのが下手ですから」
日ごろから、留守番中の約束事について、
親子できちんと話をしておくことが大切ですね。
夏休みといえば、海やプールに行く機会も多くなりますね。
国崎 「特に、着替えのときは気をつけたいですね。
海の場合、着替えを盗撮されているようなケースがあります。
砂が入るからとか、車の中では着替えにくいから、と
子どもに、駐車場の車の外で着替えをさせている家族を
見ることがあります。
これは非常に危険です。
きちんと海の家などの更衣室を利用して
着替えをさせるようにしましょう。
また、プールの更衣室などでも、
着替えるときには、ゴム付きのバスタオルなどできちんとガードして
着替えさせるようにしたいものです」
常に防犯の意識を持っていることが大切ですね。
国崎先生、どうもありがとうございました。
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