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年長 2017年1月27日の記事

〈入学準備〉数の数え方も楽しくマスター![2017/1/27]

《入学までにやっておくと安心! 算数への準備 その3》強制したり、叱られたりでは算数嫌いになることも

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前回筑波大学附属小学校田中博史先生に、 日常生活で遊びながら数に親しむアイデアをご紹介いただきました。

今回は、田中博史先生に、数を楽しくカウントさせるアイデアをうかがいました。

 
田中 「前回、『さあ、1~100まで数えてみなさい』と強制されて数えるのは、子どもにとって苦痛であると お話ししました。 

唱え方がワンパターンだったり、間違えたら叱られたりでは、子どもは算数嫌いになってしまいます。

子どもが意欲的に数を数えられるように、やはり一工夫する必要があります。

 

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●親子で交互に数を数えるなかに工夫を 

 

例えば、親子で交互に数えてみます。 
子どもが『1』と言ったら、親が『2』、子どもが『3』、親が『4』と順番に数えてみる。 

 

しばらくして、 
『あれ、お母さん(お父さん)、私1、3、5ばっかりなんだけど?』 
と気付く子があるかもしれません。 
 

また、ときどき、親は間違えてみます。わざと、『5』と、4を飛ばして言ってみる。 
『お母さん(お父さん)間違ってる!』 
と子どもが指摘してきたら、 
『あらー、よく気付いたね~。すごい!』 
とほめてあげられます。

 
それから、『7』を言った方が負けと遊ぶこともできます。 
子どもが『1、2、3』、親が『4』、子どもが『5、6』、親が『7』になって『アウト!』です。 
これは、もちろん一度に3つまでしか言えないというような約束も必要ですけどね。

 
数をカウントするときにも、こうして工夫次第でいっぱい遊べます。

 
 
●誰かに言いたくなる数の豆知識! 

 

そして、子どもが知ったら、他の人に言いたくなる豆知識を一つ教えたいと思います。 

1から10まで数えたら、今度は10から1まで逆に数えさせます。 
『1→10まで数えたときと、10→1まで数えたときで、数え方が変わった数字があります。さて、何でしょう?』

 
答えは、『4と7』です。 
多くの人が、1からのときには『シ』『シチ』と数え、10からのときには『ナナ』『ヨン』と数えます。

これを知ると、子どもは、お客さんが来ると試してみたくなるようです。

 
くれぐれも、 
『早く10まで数えられるようにならなきゃ』と 
カウンティングの技だけを先取りしないようにしてください。 

 

算数の考え方を身につけるには、カウンティングの技だけでは足りません。 
前回お話しした、“対応”を十分に学んでから、1~10を数えさせるようにしましょう。

 
数の大小を理解する際も、“対応”して大小を判断する方法と、数字を記号として思い浮かべて、『7より3のほうが小さい』と判断する方法があります。 

 

例えば、身長を比べるときには、“対応”を使いますし、年齢を比べるときには、記号としての数字を使います。 
どちらも、対等に必要な力です」

 
 
数字を学ぶとき、1から100まで数えられることだけが大切なのではないのですね。 
まずは、物と数とを対応させる経験を生活の中で、楽しく、焦らず少しずつしていきましょう。

 
●【付録】ドリル「すうじの じゅんばんに つなごう、 すすもう」へ 

 


これまでの記事はこちら

〈入学準備〉まずは数字の勉強よりも“対応”を身につけよう

〈入学準備〉おはじきを使った数遊びで、算数の基礎づくり

 

 

 

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入学準備のこの時期にぴったりのドリル「多湖輝の NEW 頭脳開発 5歳 かず」

「多湖輝の NEW 頭脳開発 5歳 かず」 2490_img_03
(学研教育出版)
 
1から30までの数について、数を10ずつかぞえるおけいこや、数の多少を比べるおけいこ、何番目(順序数)などのおけいこをします。シールを貼ったり、色をぬったり、点つなぎをしたりなどで楽しくおけいこできます。

ドリルの一部をママノートの「ふろく」として付けました。ダウンロードしてドリルを体験してください。
 
定価(税込): 713円
 
●ご購入の際はお近くの書店でお求めください。
また、オンラインショップ「ショップ.学研」でもお求めいただけます。

ドリル「すうじの じゅんばんに つなごう、 すすもう」

「多湖輝の NEW 頭脳開発 5歳 かず」の中から、楽しく数字のおけいこができるドリルを用意しました。

 

数字の順番通りに線で結んだり、迷路を進んだりするドリルです。

「何がでてくるかな?」などと声をかけて、想像させながら線をつないぐようにしてください。

 

ライン

 

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