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生活・しつけ

小学1年生 2014年6月12日の記事

「脳」と「姿勢」の深〜い関係って?[6/12]

《気になる! 子どもの姿勢2》脳の未熟さが「姿勢の悪さ」の原因に

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前回のお話では、子どもたちの姿勢の悪さの原因の一つには、背筋力の低下があるとうかがいました。でもそれだけではなく、実は「脳」の発達も、姿勢と深く関わってくるのだと、日本体育大学の野井真吾先生は言います。引き続き、野井先生から詳しくお話をうかがいます。

 

●集中が持続しないから、姿勢が悪くなる

 

脳と姿勢がどのように結びつくのでしょう?

 

野井「子どもの姿勢の悪化は、たしかに背筋力の低下も一つの原因だと思われますが、背筋力の高い子でも、姿勢の悪い子は多く見られます。ですから筋力だけでは説明がつかない、ほかに原因を考えたときに『やる気』の問題が上がってきました。授業を受けていても、『やろう』という意志や意欲があれば、姿勢は保っていられるのではないかということです。

 

そこで脳の中でも意志・意欲をつかさどる前頭葉について調査してみました。これは、前頭葉を5つのタイプに分けて判定するというもので、人の前頭葉は、一番未熟な『不活発型(そわそわ型)』から『興奮型』『抑制型』『おっとり型』などを経て、成人らしい『活発型』に発達していくと考えられています。

 

つまり、子どものうち誰でもそわそわ落ち着かないけれど、興奮をたっぷり経験し、その興奮を抑える抑制の時期を経て、必要なときに集中できるようになってくるわけです。

1969年の調査では、小学校入学後の6、7歳の『不活発(そわそわ)型』は全体の1〜2割程度でしたが、男の子の中で年々その割合が増加し、90年代に過半数を超え、2007-2008年の調査では、なんと7割の男の子(女の子は3割程度)が、『不活発(そわそわ)型』だという結果になったのです。

 

このタイプの子どもは、集中が持続せず、いつもそわそわ・キョロキョロして落ち着きがないのが特徴です。90年代といえば、学級崩壊や小1プロブレムが問題になりはじめた時期でもあり、子どもの変化と符合するのは偶然ではないと思います」

 

じっとしていられないから、自然と姿勢も悪くなるということですね。

 

姿勢の悪さのカギを握る「セロトニン神経」

 

野井「もう一つの原因として考えられるのが『セロトニン神経』です。脳内神経の一種である『セロトニン神経』は、セロトニンという神経伝達物質を分泌し、正しい姿勢を維持するための筋肉である抗重力筋を緊張させる働きを持っています。

 

セロトニンは、朝から日中にかけて光を浴びることでよりたくさん分泌されるのですが、現代の子どもたちは、外遊びをする機会が少ないためセロトニンが増えず、セロトニン神経も弱くなって姿勢が悪くなっているのではないかと考えられるのです。

 

さらにセロトニンは、睡眠ホルモンの『メラトニン』を作り出す材料になるので、セロトニンの分泌が少ないということは、寝つきや目覚めが悪くなり、生活リズムがくずれる要因にもなります。

 

わたしたちの調査でも、姿勢の悪さだけでなく、『夜眠れない・朝起きられない子』や『午前中やる気が出ない』という子が増えているという報告が寄せられています。これもすべてセロトニンが不足する生活が背景にあるのではないかと考えられます」

 

姿勢の問題は、それほど深刻に考えてはいなかったのですが、実は様々な子どものからだの問題とつながっているんですね。

野井先生、ありがとうございました。

 

次回は姿勢改善のためにはどうしたらいいか、引き続き野井先生にうかがいます。

 

 

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