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小学1年生 2018年9月5日の記事

子どもの「運動嫌い」を克服するには?

 

 

 

秋はスポーツに最適の季節。休み明けに運動会の練習が始まる学校もあるでしょう。運動が苦手な子の親御さんの中には、「体育の時間、楽しく過ごせているかな?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。子どもが少しでも楽しく運動できるようにするにはどうしたらいいか、現役小学校教諭の舟山由美子先生に伺いました。

 

 

●今どきの体育は「運動を楽しむ」ための授業に変化

 

自分も運動が苦手だったというお父さん、お母さんの中には、“体育は苦痛な時間”というイメージの方もいるのではないでしょうか。でも今どきの体育はちょっと違うよう。

 

「学校の運動会の競技などを見ると、お父さんやお母さんの時代とあまり変化が見えないので、運動に対する考え方も旧態依然なのかと思ってしまうかもしれません。でも、最近は、私が教員になった二十数年前から比べると、『体育』の考え方がだいぶ変わってきていると思います」(舟山先生)

 

例えば、どんな点が変わってきているのでしょう?

 

「一つには、運動をしている子とそうでない子との二極化があり、それらを平均した子どもの全体的な体力低下が『下げ止まらない』傾向があります。これは子どもの体力テストからわかる傾向ですが、長い目で見ると国全体にとっても不利益なことです。

 

また、現在は、社会の高齢化にしたがって、生涯にわたり運動を行えることが重視されています。体育教育もその流れを汲んで、運動ができる/できない、得意/苦手、といった区分ではなく、『苦手だけど楽しむ、体を動かすことが楽しいという意識を、年をとっても持ち続けて実践していけるように』という目的の比重が高くなっています」(同)

 

以前に比べると、体育が苦手、運動が好きでないという子どもたちに対して、どうしたら苦手意識をもたせないようにできるか、という視点をもって授業を組み立てている先生も多いのだとか。

 

「例えば、1・2年生のうちは、体育でも『○○遊び』という名前で多様な体の動きを体感させる運動構成になっています。もちろん、ボール運動や鉄棒などの器械運動、かけっこなどの走る運動もありますが、競争や技術を会得することが目的だったお父さんやお母さんの時代とは、また違った内容であったり、いろいろな運動の要素を組み合わせて行うようなことをしています」(同)

 

 

●家でも体を動かすことを楽しむ機会を

 

わが子は運動が苦手そう……と思っている親御さんへ、舟山先生は「家でも“ちょっぴり楽しい運動”をしてみてはいかがでしょうか」と提案します。

 

「例えば、

・お父さんが子どもと向かい合って両手をつかんで、子どもがお父さんの体の壁を足でのぼるようにして『でんぐり返し』をする

・寝転がったお母さんが足の裏を上に向け、その上に子どもが腹ばいになる『飛行機』

・親子一緒に片足立ちで靴下をはく競争をする

 

など、小さいころにもやったような体を動かす遊びのほか、お父さんが跳び箱がわりになったり、子どもにハンディをつけて走る競争なども色々やってみてください。ポイントは子どもが『楽しい!』と感じる動きをたくさん味わわせることです。親子で楽しい運動タイムを共有できれば、学校の『体育』に対してもお子さんの気持ちがぐっと違ってくるはずです」(同)

 

親子でできる運動アイディアの本などを参考にするのも1つの方法。今日から、早速始めてみませんか?

 

(取材・執筆:坂本洋子)

 

 


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