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学校・まなび

小学1年生 2014年11月17日の記事

勉強大好き&学力アップ「親野智可等のママゼミ」第27回 [11/17]

「漢字しりとり」で漢字が好きになる

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●これはどういう並び方?

 

次の漢字の並び方を見て、何か気がつくことがありますか?

 

春→間→問→右→有→胃→男→努

 

そう、簡単ですね。

前の漢字の一部、つまりパーツが、次の漢字にも使われています。

 

これを「漢字しりとり」と言います。

 

前回の「漢字の当て字作文」と並んで、この「漢字しりとり」も漢字遊びの一つです。これも授業でやったときはかなり盛り上がり、子どもたちは休み時間にもやっていました。

 

これのいいところは、知らず知らずのうちに漢字を構成するパーツを意識するようになることです。

 

画数の多い漢字も単純なパーツの組み合わせですから、パーツに強くなることで漢字が得意になれるのです。

 

 

●遊び方あれこれ

 

2人で対戦してもいいですし、1人で遊ぶこともできます。2人で対戦するときのルールは、続きを書けなくなった人が負けです。

 

ただし、相手の人も続きを書けなければおあいこです。その場合は、ひとつ前の漢字を取り消して書き直し、改めてそこから続けます。

 

1人で遊ぶ場合は、自分ひとりで何個まで続けられるか挑戦します。先ほど例は8個でしたが、がんばれば20個、30個、100個と続けられます。私のクラスでも、休み時間に楽しみながら延々と続ける子もいました。

 

たくさん続けられたら、「すごいね。漢字が得意だね」とほめてあげてください。そうすると、子どもは漢字が好きになります。この漢字遊びは、ほめるネタ作りとしてもイチオシです。

 

 

●「部首」でなく「パーツ」にする

 

遊ぶときは、漢字の一覧表、漢字辞典、電子辞書などを見ながらやります。

文部科学省のサイトには学年別漢字配当表が出ています。

http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/koku/001.htm

 

「同じ部首のある漢字」というルールにすると大変になってしまうので、もっとゆるやかに「同じパーツのある漢字」ということにします。

 

例えば、「間」や「関」の部首は「もんがまえ」ですが、「聞」の部首は「みみ」であり問の部首は「くち」です。

 

大人でもほとんどの人は、「聞」や「問」の部首を「もんがまえ」と思い込んでいます。部首はそれくらい難しいのです。

 

同じ部首のある漢字」というルールにすると、こういったことを厳密にしなければなりません。

 

それでは気楽な遊びとしてはできなくなりますので、「同じパーツのある漢字」にしてください。

 

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