1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」は新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛され、教育系メルマガとしては最大規模を誇る。
著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2017年10月10日の記事
問題を3つ出しますので、選択肢の中から自分ならどうするかを選んでください。
正しい答えや理想はどれかということではなく、日頃の自分の行動を振り返って、自分の実際の行動に近いものを選んでください。
問題1
いつも近所の人に挨拶できない子が、小さな声で「こんにちは」と挨拶できました。
あなたは何と言いますか?
A,もっと大きな声で言わなきゃね
B,挨拶ができたね
C,挨拶ができたね。次からはもっと大きな声で言えるといいね
問題2
お出かけの準備ができて、「はやく行こうよ」と急かす子。
あなたは何と言いますか?
A,なんでそんなに自分勝手なの?弟がまだなんだから待ってあげなきゃダメでしょ
B,もう準備できたの?はやいね
C,もう準備できたの?はやいね。いつもこうだといいね
問題3
宿題の日記が書けて見せにきた子に何と言いますか?
A,なんなのこの字は?もっと丁寧に書かなきゃ読めないでしょ
B,遊んだときの様子がよくわかるように書けたね。楽しかったんだね
C,遊んだときの様子がよくわかるように書けたね。字も丁寧だといいんだけど
いかがでしたか?
私の経験ですと、3問ともAになる人が多いはずです。
このような問題を文字で読んで、冷静に考えられるときは、正しい対応がAではないことがわかります。
でも、日頃の実際の行動ではAの人が多いのです。
Aが多い人は、気をつけてください。
これでは子どもを伸ばすことはできません。
褒めるべきところでほめていないどころか、逆に叱ってしまっているのです。
これでは、子どもは切ないですね。
Bは、認めるべきところで認め、褒めるべきところでほめています。
日頃からBのように言えるといいですね。
Cは、最後のひと言が余分ですね。
これだと褒められてうれしいという余韻がなくなって、「もっとこうしなきゃ」と言われたという意識が残ってしまいます。
親はつい余分なひと言を言ってしまいがちですが、そんなことを言わなくても子どもは十分わかっています。
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1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
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