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学校・まなび
小学1年生 2013年6月13日の記事
★〈工作・実験〉本物みたい! 醤油入れの不思議な魚
『小学生の100円ショップ大実験』 100円ショップで手に入る物に細工するだけ。おうちで簡単にできるこんな実験はいかが?
100円ショップには、科学実験の材料になるグッズが
たくさんあります。
簡単に手に入る実験材料を使って小学一年生でもできる
びっくり実験を紹介している
『小学生の100円ショップ大実験』より
オススメの実験を紹介します。
≪醤油入れの不思議な魚≫
100円ショップで売っている、
魚の形をしたお弁当用の醤油入れ。
ちょっとした仕掛けをすると、不思議!
本物の魚みたいに、自由に浮き沈みします。
手軽にできて、とっても楽しい実験です。
○用意するもの
・醤油入れ(魚の形のもの)
・画びょう
・ペットボトル(炭酸飲料用の丸いもの)
・コップ
・はさみ
・水
・カラー油性ペンなど(色をつけるもの)
○実験方法
1 魚の形の醤油入れに細工をします。
お弁当用の魚の形の醤油入れを準備しましょう。
魚のはら側に、はさみで小さな穴を開けます。
細かい作業が難しそうなときは、
お母さんも手伝ってあげましょう。
※はさみを使うときはケガに注意しましょう。
2 おもりにする画びょうを刺します。
穴とは別の位置のはら側です。
背中側に刺すとさかさまに浮くので注意。
このとき、醤油入れのキャップはしっかり締めましょう。
仕掛けができたら、好きなように目を描きます。
体に色も塗りましょう。
魚らしくなって仕上がりがきれいです。
※画びょうを刺すときはケガに注意しましょう。
3 醤油入れの魚に水を入れます。
水を入れたコップを用意しましょう。
醤油入れの魚を指でつまみながら、
1 で開けた魚のはら側の穴から空気を出して水を満たします。
水を入れすぎると沈んでしまうので、
少しだけ空気を残すことがポイントです。
水の入ったコップに浮かべ、
水面近くに浮くようにするのが目安です。
4 ペットボトルの水槽を作ります。
炭酸飲料用の丸いペットボトルに、
水をいっぱいに満たしましょう。
そこに押し込むように醤油入れを入れます。
水があふれるので、場所に注意しましょう。
魚を押し込んだら、空気が入らないように注意。
蓋をしっかりと閉めます。
5 醤油入れを好きに浮き沈みさせます。
水を入れたペットボトルを、
両手で包み込むように持ちます。
手でぎゅっと強く押すと魚が沈み、
手をゆるめると浮き上がります。
なぜ、魚が浮き沈みするのでしょう?
この醤油入れの浮き沈みのしかけは、
実は本物の魚と同じです。
本物の魚には浮き袋があり、筋肉で浮き袋の大きさを調節して、
水の中を思い通りに浮き沈みしているのです。
醤油入れの中に残したわずかな空気が、
魚の浮き袋と同じ働きをします。
ペットボトルを外から押すと、
醤油入れの中の空気が圧迫されます。
浮力が小さくなるので魚は沈むのです。
手を離すと、浮力は元の大きさになり、
また浮き上がるというしくみです。
しくみの説明は小学1年生には難しいかもしれません。
でも、本物の魚にも浮き袋があり、
同じしくみで動くことだけでも教えるといいですね。
子どもは興味を持って喜んでくれるでしょう。
→詳しい説明や、浮き沈みするしくみなどは、
『小学生の100円ショップ大実験』(学研教育出版)をご覧ください。
他にも、100円ショップにある物を手軽に利用した、
楽しい実験がたくさん載っています。
プロフィール
(学研教育出版)
全国に数多くある100円ショップには、科学実験の材料になるグッズがたくさんあります。
安くて簡単に手に入る実験材料を使って、小学生にもできるびっくり実験を、楽しく、わかりやすく紹介します。夏休みの自由研究や工作にも役立ちます。
定価: 893円(税込)
●ご購入の際はお近くの書店でお求めください。
また、オンラインショップ「ショップ.学研」でもお求めいただけます。