1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
公立小学校で23年間教師を務め、退職後は、全国各地のPTAや市町村の教育講演、本の執筆に精力的に取り組んでいる。
メールマガジン「親力で決まる子供の将来」は新聞、雑誌、テレビ、ラジオなど各メディアで絶賛され、教育系メルマガとしては最大規模を誇る。
著書多数。
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生活・しつけ
小学1年生 2017年1月23日の記事
●すぐイライラする人は軽く見られる
職場でもプライベートの付き合いでも、大人同士の間では、すぐイライラする人は軽く見られます。
すぐに声をあらだてたり感情的な言い方をしたりする人は、なおさらです。
そういう人がいくら口で立派なことを言っても、周りの人は言うことを聞きません。
たとえその場では従うように見えても、面従腹背で、その人がいないところではまったく別の行動になるのです。
●すぐイライラする親は軽く見られる
これは大人と子どもの間でも同じです。
多くの親たちは、すぐイライラして、感情的な言い方で子どもを従わせようとします。
その結果、子どもの中で親の存在は軽いものになり、だんだん言うことを聞かくなります。
それで、親はますますひどい言い方で叱りつけるようになります。
また、「○○しないと□□だぞ」とバツでおどしたりするようになります。
その結果どうなるかというと、さらに一層親の存在が軽いものになってしまうのです。
まさに悪循環です。
●子どもを侮っていると…
なぜこうなってしまうのでしょうか?
その原因は、親たちが子どもという存在を侮っていることにあります。
つまり、「相手はたかが子どもだ…」という意識が原因なのです。
その反対に、子どもを一人の人間としてリスペクトし、丁寧でおだやかな言い方をする人には、子どもも同じようなリスペクトを返してくれます。
●自分から出たものが自分に返ってくる
相手をリスペクトすれば自分もリスペクトされ、相手を侮れば自分も侮られます。
相手を侮っておいて、リスペクトが返ってくるということはないのです。
相手から返ってくるものは、全て自分から出たものなのです。
上司という立場に甘えて部下にひどい言葉をぶつける人。
親という立場に甘えて子どもにひどい言葉をぶつける人。
そういう人にはなりたくないものですね。
すでに自分がそういう人になっていないか?
一度、『相手の立場になって』振り返ってみるといいと思います。
親野先生の連載はこちら
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1958年生まれ。本名 杉山 桂一。
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