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生活・しつけ
小学1年生 2015年8月31日の記事
★親野智可等の「今日から叱らないママ」第16回 [8/31]
ワンタッチ収納の工夫で片づけやすくなる
●叱ってる暇があったらひと工夫
「うちの子は片づけができない」と嘆いたり叱ったりしている親はたくさんいます。
でも、その割には、子どものために親ができることをしていないケースが多いです。
ぜひやってあげて欲しいのは、子どもができるだけ簡単に片づけができるような工夫です。
つまり、ワンタッチ収納です。
私が教師だった頃、家庭訪問した家ですばらしい工夫を見ました。
その家では、子どものベッドの下のスペースに広くて大きな板が敷いてありました。
その板には取っ手がついていて、取っ手を引っ張ると板がベッドの下から出てきます。
そして、その板の上には収納ボックスが乗っていて、そこにいろいろな物を入れられるのです。
●全部でなく一部の箱にラベリング
遊んだ物などを片づけるときは、その箱の中に入れてベッドの下に戻せばいいのです。
そして、全部の箱ではありませんが、「ブロック」「カード」「人形」などといったラベルがついている箱もありました。
当然、ブロックは「ブロック」と書いてある箱の中に入れます。
さすがに、「ブロック」と書いてある箱に「人形」は入れにくいものなのです。
そして、どのラベルにも該当しない物は、何も書いてない箱に入れます。
全部の箱でなく、一部の箱だけにラベリングしてあるのもいい工夫だと思いました。
というのも、全部にラベルがついていると仕分けるのが大変になってしまうからです。
ブロック、カード、人形などたくさんあるものだけは必ずその箱に入れ、ほかの雑多な物はどの箱に入れてもいいのです。
お父さんが日曜大工で作ってくれたそうです。
●その子に応じたひと工夫
ところで、今の最新の住宅では収納設備もかなりよく出てきています。
でも、それだけではわが家のわが子にとって使いやすいとは限りません。
収納設備は整っているのに、片づけができないという例もたくさんあります。
そういうときは、その子に合わせたもうひと工夫をしてあげるといいでしょう。
そういったひと工夫は子どもには無理なので、親がやってあげてください。
もちろん、子どもと一緒にやるのもいいです。でも、子どもだけに任せるのは無理です。
★「親力講座」というタイトルでブログを始めました。
お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。