川合ちえみ
一般社団法人 情報教育研究所 情報モラルアドバイザー。
プライベートでは大学2年生、高校1年生の子どもの母でもある。
『一般社団法人 情報教育研究所』
乳幼児のスマホ問題、スマホを持つ前に学ぶこと、家庭ルールの作り方など、情報化社会を生きる子どもたちへの情報モラルの啓発活動を積極的に行っている。 また、情報モラルの土台となる『心』を育むため、全国の小学校に絵本を寄付している。
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生活・しつけ
小学1年生 2016年1月8日の記事
子どもにスマホで動画を観せたり、ゲームをさせたりする場合、家庭でどのようなルールを決めればいいのでしょうか?
一般社団法人 情報教育研究所の川合ちえみさんにお話をうかがいました。
●子ども1人でスマホを使わせるリスク
川合 「子どもはママのことが大好きです。ママとたくさんお話ししたい、一緒に遊びたいと思っています。
しかし、家事や仕事などで毎日忙しく、お子さんと遊ぶ時間がなかなかとれないママもいるのではないでしょうか。
現代は、スマホが便利な生活を送るために欠かせない道具になっています。
家事を早く済ませたいときなどに、テレビ番組やDVDを観せる感覚で、お子さんにスマホを渡してしまうことはないでしょうか。
スマホはテレビと違い、子どもが親のスマホを操作しているうちにオンラインで外部とつながって予期しない問題が起こることがあります。
実際にご相談いただいた例として……
・電話帳に登録してある番号に電話をしてしまった
・スマホに保存した画像をメールやSNSで送信してしまった
・子どもが勝手にオンラインゲームで課金をしていて、後から請求が来た
・リンクや広告画面をタップしてアダルトサイトを見てしまった
また、スマホで好きな動画が観られなかったり、ゲームを途中でやめさせたりすると、お子さんが怒り出すことはないでしょうか。
スマホで長時間1人遊びさせることには、依存のリスクもあるのです」
●スマホの家庭ルールの作り方
川合 「まずは、親御さん自身がスマホの使い方を見直してみてください。
例えば…
・急ぎではないSNSやメールの返信をまとめてする
親がスマホを操作していれば、子どもから『見せて』とねだられやすくなります。
なかなか難しいかもしれませんが、急ぎではない返信はお子さんが園や学校に行っているときにする、夕食後などにまとめてするなど、返信のタイミングを決めてもいいですね。
・スマホで動画を観るときは親子一緒に
スマホは、家事をしている間に子どもにテレビを観させるのと違い、周りから今どんな画面を観ているのか、どんな操作をしているのかわかりません。
子どもひとりで使わせるのではなく、親子で一緒に動画を観たり、ゲームをするときは隣に座って見守ったりしてください。
そして、小さなお子さんには、スマホを使う『時間』『場所』『使ってはいけないとき』など、ルールを絞って伝えるのもポイントです。
例えば…
・時間 → 1日30分まで
・場所 → 家、電車の中
・使ってはいけないとき → 園や学校に行く前、食事をするとき
家庭によって考え方が様々なので、親子で相談してスマホのルール作りができるといいですね」
川合さん、ありがとうございました。
親子の会話の時間も大切にしながら、スマホと上手に付き合っていきたいですね。
川合ちえみ
一般社団法人 情報教育研究所 情報モラルアドバイザー。
プライベートでは大学2年生、高校1年生の子どもの母でもある。
『一般社団法人 情報教育研究所』
乳幼児のスマホ問題、スマホを持つ前に学ぶこと、家庭ルールの作り方など、情報化社会を生きる子どもたちへの情報モラルの啓発活動を積極的に行っている。 また、情報モラルの土台となる『心』を育むため、全国の小学校に絵本を寄付している。
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