山口麻里子
千葉の家事代行サービス代表。千葉県北西部を中心に、掃除をはじめ、片づけ、洗濯、料理など、あらゆる家事を代行。4〜9歳くらいの子とお母さんを対象に子どもの掃除教室も行なっている。
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生活・しつけ
小学1年生 2017年12月7日の記事
子どもに掃除を手伝ってもらうとき、どんな場所ならまかせてもOKなのでしょう? 家事代行サービス業の山口麻里子さんにうかがいました。
子どもが大掃除に参加する場合、まずどんな場所から始めるのがいいのでしょう。
「基本的には、リビングまわりのお掃除がおすすめです」と、山口さん。
水回りなどは、洗剤類を使わないと汚れが落ちにくい場所。薬品の危険性もあるうえ、力も必要とするので、子どもにはまだ難しいとのこと。
また、子どもは根気が続かないため、1人で掃除をしているとすぐに飽きてしまうのだとか。親と同じ場所で掃除するか、親の目の届く場所の掃除から始めるがベスト。
「1箇所終わるごとに『わー、きれいになったね』『ここもやってもらうと助かるな』などと励ましたり、褒めてあげると、子どもはより掃除に熱中するようになります」(山口さん)
また、あまり難しい作業だと、なかなか根気が続きません。子どもが集中でき、前編でご紹介した子ども用の掃除グッズを使ってできる掃除を、山口さんにいくつか挙げてもらいました。
・部屋のほこり取り
テレビやその裏、家具のすき間など見えないところのほこり取りはドライモップのシートをたたんで。家具と家具のすき間など手の届きにくいところは、長さが調節できるハンドタイプのモップやハタキを使うといいでしょう。テレビのコードにからみついてほこりなどは、軍手をはめた手でふき取ります。
「ほこりがたまっている場所ほど『こんなに取れる!』と達成感を感じるのか、とても夢中になって掃除してくれます。お母さんが『大きなほこり、どこで取れたか教えて』なんて言うと『テレビの裏にすごく大きなかたまりがあったよ!』なんて、得意になって教えてくれますよ」(同)
・床やドアのぞうきんがけ
フローリングの床の汚れはフェイスタオルを切ったぞうきんで水ぶきを。ぞうきんの水気が残らないよう、なるべくかたくしぼるように教えます。
リビングなどの広い場所なら、学校でのぞうきんがけと同じようにかけると子どもも競ってやってくれます。
・窓のサッシ掃除
窓のサッシにたまったほこりは、タオルをカットしたぞうきんを折りたたみ、割りばしの先に輪ゴムで留めて、細かいゴミをかき出してもらいます。サッシの角などにこびりついた汚れは乾いた状態でこすって、掃除機で吸い込めばスッキリきれいに。
・洗濯機や冷蔵庫の汚れ取り
洗濯機のフタや扉まわり、糸くずフィルターの部分、冷蔵庫のドアにある溝の部分などにたまった汚れを綿棒でかき出します。
こうした細かい部分の汚れ取りは、大人よりも子どもの得意技。子どもならではの能力を遺憾なく発揮でき、大人もとても助かります。
「これなら大掃除に限らず、日ごろからできるのではないでしょうか。片づけやお掃除ができるようになるには、子どもの頃から習慣がついていて、きれいな状態が気持ちいいと思えることが大切です。大掃除を機会に、毎日少しずつでも、自分からお掃除をする習慣をつけられるようになるといいですね」(同)
山口麻里子
千葉の家事代行サービス代表。千葉県北西部を中心に、掃除をはじめ、片づけ、洗濯、料理など、あらゆる家事を代行。4〜9歳くらいの子とお母さんを対象に子どもの掃除教室も行なっている。
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