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生活・しつけ
小学1年生 2015年8月10日の記事
★親野智可等の「今日から叱らないママ」第13回 [8/10]
リフレーミングで子どもの良い面が見えてくる
●いつもと違う別のフレームで見てみよう
もっと子どもをほめてあげたいのに、実際にはなかなかほめられない。
それどころか、短所ばかり目についてしまう。
こう感じている人も多いと思います。
そういう人は、意識して子どものよい面を見るようにするといいと思います。
言い換えると、プラス思考の加点主義的な見方を心がけるということです。
そのためにお薦めしたいのがリフレーミングです。
人は誰でも一定の枠組み、つまりフレームを通してものを見ています。
リフレーミングとは、そのフレームを一度外して、別のフレームで見なおしてみるということです。
●マイペースな子はすばらしい
例えばマイペースな子がいたとします。
親としては、「何でも遅くて困る。もっとてきぱきできなければ困る」というように感じてしまうことが多いと思います。
でも、別のフレームで見てみると、マイペースというのは周りに左右されることなく、ゆったり着実に自分らしく生きられるということでもあります。
そして、私の経験によりますと、マイペースな子はけっこう癒し系のことが多いようです。
そして、友達への対応もソフトなので、もめたりトラブルを起こしたりすることが少ないのです。
●ふざける子はすばらしい
また、例えばよくふざける子がいたとします。
こういう子は、「ふざけてばかりいないで、ちゃんとやりなさい」などと叱られがちです。
大人のフレームでみると、それは迷惑でけしからんことなのです。
でも、フレームを変えて見てみると「ふざける」というのは 明るい、元気がある、面白がるのがうまい、ユーモアがある、盛り上げ上手、ということでもあります。
こういう子が大人になって、場に応じた判断力がつけば、職場の人気者になること間違いなしです。
●「別のフレームで見るとどうなるのかな?」
このように、常にリフレーミングして子どもを見るように心がけるといいと思います。
例えば、子どもに対して「本当に○○なんだから。まったくしょうがない」とイラついたとします。
そのとき、そこで終わらないで、「まてよ、これを別のフレームで見るとどうなるのかな?」と考えてみるようにしましょう。
しばらく意識してやっていると、だんだん自然にできるようになります。