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生活・しつけ
年長 2013年6月19日の記事
☆女の子は早め早めの学習で将来の自信につながる
《幸せな女の子の育て方2》入学後の先取り学習が女の子の力を伸ばすコツ
今回は『幸せな女の子の育て方』(学研パブリッシング刊)の著者である精神科医の和田秀樹先生に〈女の子の勉強のさせ方〉についてうかがいました。
●小さいうちから「賢いことはいいこと!」という価値観を植え付ける
女の子に向いた勉強法はあるのでしょうか?
和田 「まず、小さいうちから『賢いことはいいことだ!』ということを伝え続けることです。
前回も話したように、女の子は背伸びしたがりの、おませなところがあります。大好きなお母さんやお父さん、年上のきょうだいなどが、いいということに対して好感をもち、興味や関心を示すものです。
ですから、日頃から大好きな家族、とくにお母さんが『賢いことは素敵』と言っていると、『自分も賢くなりたい!』と、知的欲求が刺激されます。もともと女の子は、コツコツ取り組む努力家型の素質があるので、持ち前の力を発揮して、勉強に取り組むようになってくるでしょう。
ただし、『賢いこと=学校のテストでいい点を取ること』というように、非常に範囲の狭い考え方を示して、子どもの興味や関心を極端に狭めてしまわないよう注意しましょう。点数にこだわりすぎる考え方を親が示してしまうと、ただの点取り虫になることだけを目ざす子になってしまいます」
●授業の進度に関わらず、意欲に合わせて学習を進める
毎日の学校の勉強はどれくらいさせればいいのでしょう?
和田 「小学校のカリキュラムは、ゆとりをもって組み立てられているので、成長の早い女の子には物足りず、持て余していることも少なくないようです。こうなると『学校の勉強は楽勝!』と味をしめ、家庭学習を怠るようになり、その結果、学習習慣も身につかず、学力をつけることが難しくなってしまうことがあります。
こういう子は先々、男の子がぐんと成長する中学生くらいになるとあっさり追い抜かれ、ずるずる成績が下がるパターンになりがちです。
そうならないためにも、私は、8歳くらいの時期は、学校の授業の進度に関わらず、女の子には、家庭学習でどんどん先に進ませるのがいいと考えています。
本人の意欲に合わせて、先取りして勉強させることで、学習習慣がつくと同時に、『できること』『得意なこと』をたくさんつくって基礎学力を固め、勉強に自信をつけることもできます。これは中学、高校に進んだとき、とても有利な武器になります」
和田先生、ありがとうございました。
次回はこれからの時代の女の子の育て方についてうかがいます。
●年長ママにおススメ
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