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週末・その他
年長 2013年4月26日の記事
☆動物園・水族館の動物の見どころを教えて!
《子どもとレジャー『動物園・水族館をもっと楽しむ方法4』》動物ごとの特徴をチェックしてみましょう。
今回は、動物たちの見どころを具体的にご紹介します。
お話をうかがうのは、学研の図鑑『ほんとのおおきさ』シリーズのライター 高岡昌江さんです。
高岡 「どの動物にもそれぞれおもしろいところ、見どころがあります。すべては紹介しきれないので、ここでは“あまり知られていないけれど、こんなところを見て!”というポイントをご紹介しますね」
《動物園編》
【ライオン】
・ライオンのオスのシンボルといえば、たてがみ!
たてがみが短いライオンがいれば、それは若いオス。
たてがみが伸びはじめて、大人になっていく途中のオスは、まだちょっぴり貧弱。そこが初々しくて、かわいいですよ(笑)。
【キリン】
・上の前歯がなく、舌が灰色で長い!
・エサを食べていないのに、口をモグモグしているところを見かけたら、長い首に注目してみて!
キリンは、食べたものを反すう(一度飲みこんだ食べ物を胃から口の中に吐き戻し、さらにかみ直して飲み込むこと)します。
このとき、長い首の中を食べ物が上がったり下がったり移動する様子が見られるかもしれません(※わかりやすいキリンとわかりにくいキリンがいます)。
【ゾウ】
・ゾウは好奇心の強い動物。名前を呼んだり、手をふったりすると、反応してくれることがあります。
・動物園には、『アフリカゾウ』『アジアゾウ』のどちらかがいる場合が多いです。
耳が大きいのが『アフリカゾウ』で、耳が小さいのが『アジアゾウ』。
また、『アフリカゾウ』は、鼻先の上下にでっぱりがあり、『アジアゾウ』は、鼻先の上側にだけでっぱりがあります。
2種のゾウのように、似ている動物どうしの“違い”を探すのもおもしろいですよ。
例えば……
『アライグマ』と『タヌキ』の違いは、
しっぽにしま模様があるのがアライグマ。模様がないのがタヌキです。
『チーター』と『ヒョウ』の違いは、
黒い斑点の模様があるのがチーター。花のような形の模様があるのがヒョウです。
《水族館編》
【魚類】
・体のどこを動かして泳いでいるか観察してみて。
背びれをジャバラのように開いたり閉じたり、左右に体をくねらせたり。意外と全身を使って泳いでいることがわかります。
・水槽の中の好きな場所や、泳ぐルートがだいたい決まっている魚がいます。
泳ぎ回っていても必ずそこに立ち寄るので、その場所を見つけて待っていると、ちゃんと戻って来てくれますよ。
・大水槽のイワシなどの魚の群れに、別の種類の魚がまぎれこんでいることもあります。間違い探し間隔で探しっこすると、楽しいですよ。
【エイ】
・つばさのような大きな胸びれをはばたかせながら、優雅に泳ぎます。
・おなかの面に口やエラがついていて、のっぺりした顔のように見えます。まるで妖怪? 宇宙人? 何に見えるでしょう(笑)。
【カニ・エビ】
・あまり動かないけれど、ねばり強く観察しているとおもしろさがわかります。
口のところをよく見てみて。触覚が絶えずちょこまかと動いていて、その動きがとてもユニークなんですよ。
【イカ】
・泳ぎながら、体の表面の色がどんどん変わっていって、幻想的です。
・春は卵がふ化する季節。小さくてかわいらしいコウイカなどの赤ちゃんが見られるかも!
【イルカ】
・イルカは人が大好き。なんとなく視線を感じたら、イルカにジロジロ観察されているかも!
・『ピーピー』、『ギーギー』、『ブウブウ』……。いろいろな鳴き声を聞き分けてみて。
【ペンギン】
・泳いでいる姿は、まるで水中を飛んでいるよう!
・陸を歩くのは、あまり得意ではありません。段差を小さくジャンプしながら、ヨチヨチ歩いている姿は、一生懸命でほほえましいですよ。
高岡 「これらのポイントを、チャンスがあれば観察してください。
そして、親子で動物を一緒に観察していく中で、お子さんの“気づき”も大切にしてあげてくださいね」
高岡さん、ありがとうございました。次回は、おすすめの動物園・水族館をご紹介します。どうぞお楽しみに!