山口淳子
心理カウンセラー。マナーコンサルタント。J’s Room代表。
恋愛・婚活・結婚・子育てなど、自らの体験をもとに心に沿ったカウンセリングを行う。元国際線CAの経験を活かし、企業のビジネスマナー講師、就活セミナー講師としても活躍中。
APECなど国際会議における海外要人の接遇を担当、各国大使館の仕事も多数こなす。
プライベートでは、高3、中2、中1の3人の娘の母でもある。
HP:『J’s Room』
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学校・まなび
小学1年生 2015年7月1日の記事
前回は、通知表を子どもに読ませて「分析」し、「苦手の克服」につなげることについてお伝えしました。
今回は、通知表の「生活面」の評価の見方について、心理カウンセラーで3人の娘さんの母親でもある山口淳子さんに、お話を伺いました。
●「生活面」の評価が低いところは家庭で改善を
山口 「通知表では、国語、算数などの『学習面』の評価が気になる親御さんが多いのではないでしょうか? ぜひ、『生活面』の評価についてもチェックしてください。わが家の場合は、『生活面』の評価は、特に子どもにじっくり読ませました。
項目は学校によって異なりますが、例えば……
・身の回りの整理整頓
・忘れ物をしない
・元気よくあいさつや返事ができる
・みんなが使うものを大切にしている
・安全に気をつけて過ごしている
などの項目があります。
学習面のことは主に学校での行動ですが、これらの生活面のことは外での我が子の素の姿を知るチャンスです。
評価が低いところがあれば、『何か思い当たることはない?』『家でもできることがあるかな?』と、子どもに問いかけ、改善法を探します」
●『苦手』の理由を知ればママのイライラも減る
山口 「日々、子どもと向き合っていても、家庭と学校で子どもの行動は違っていたりします。だから、小学校での子どもの様子を教えてくれる通知表は、とてもありがたいものなのです。
通知表から具体的にできていないこと、苦手なことを知って、子どもの行動を観察していくと、改善のポイントが見えてきます。『何でできないの!』と漠然とイライラしているよりも、改善のポイントが明確になることで子育てが楽になるはずです。
たとえ、通知表の評価があまり良くなかったとしても、気にしすぎないでください。
子育ての最終目標は、『子どもが自立し、社会に出て1人で生きていく』ことなのではないでしょうか。
自分の弱点を分析して、対策を立て、伸ばしていくことは、社会に出たときにも活きる力です。
良くない評価でも、それだけこれから成長する余地があるということと考えて、ぜひ通知表を『分析力』を伸ばす材料にしてください」
通知表の評価が良くなかったとき、親としては「ムッ」としてしまうことがあるかもしれません。でも、子どもの成長のために活用しようと前向きに考えることが大切なのですね。
山口さん、ありがとうございました。
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心理カウンセラー。マナーコンサルタント。J’s Room代表。
恋愛・婚活・結婚・子育てなど、自らの体験をもとに心に沿ったカウンセリングを行う。元国際線CAの経験を活かし、企業のビジネスマナー講師、就活セミナー講師としても活躍中。
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プライベートでは、高3、中2、中1の3人の娘の母でもある。
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