山口淳子
心理カウンセラー。マナーコンサルタント。J’s Room代表。
恋愛・婚活・結婚・子育てなど、自らの体験をもとに心に沿ったカウンセリングを行う。元国際線CAの経験を活かし、企業のビジネスマナー講師、就活セミナー講師としても活躍中。
APECなど国際会議における海外要人の接遇を担当、各国大使館の仕事も多数こなす。
プライベートでは、高3、中2、中1の3人の娘の母でもある。
HP:『J’s Room』
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学校・まなび
小学1年生 2015年6月30日の記事
お子さんが小学1年生になって、初めての「通知表」は、親としても評価が気になるところですね。
子どもの得意なこと、苦手なことを知って伸ばしてあげるには、どのような声かけをすればいいのでしょうか?心理カウンセラーで3人の娘さんの母親でもある山口淳子さんに、お話を伺いました。
●まず、子どもに通知表を読んでもらう
山口 「お子さんが親御さんに通知表を見せるとき、きっと『ほめてもらいたい』と思っています。しかし、通知表の評価で一喜一憂するのは避けたいところです。
通知表には、小学校の担任の先生からお子さんへの大切なメッセージが込められています。
わが家の子どもたちの場合、通知表を学校からもらってきたら、まず『じっくり読んでみて』と伝えました。通知表には、『学習面』、『生活面』の評価や先生からのコメントが書かれています。
小学1年生のうちは、まだ難しいかもしれませんが、通知表を子ども自身がじっくり読んで、課題に対して達成できていることと、まだもうひと工夫が必要なところを把握するのは、『分析力』につながるのです。
そして、読み終わったら『どう思った?』と子どもに問いかけます。
自分の頭の中だけで思いを巡らせるのではなく、言語化することによって、思ったことをきちんと言葉にできるようになります。そのうえで、できていないこと、苦手なことが、どうすればできるようになるのか、親子で対策を考えていきます」
●通知表の「分析」を「苦手の克服」につなげる
山口 「通知表の形式は学校によって異なりますが、例えば、算数なら『計算力がある』『図形を理解する力がある』『文章問題を解く力がある』など、評価の項目が分けられています。つまり、算数でも得意なこと、苦手なことがわかるのです。
わが家の場合、子どもの通知表から計算問題が苦手だとわかりました。
そして、どうして苦手なのだろうと考え、子どもが計算問題を解いている様子を観察してみました。そうすると、ある弱点に気づいたのです。
それは、左に書かれた計算問題を右に書き写すとき、数字を写し間違えていたのです。
そこで、計算問題の数字を左手の指で1つ1つ指差しながら書き写すようにアドバイスしました。その後は、間違いが減り、2学期の評価では計算問題の評価が『◎』になりました。
苦手だったことが克服できれば、『あなたが努力したことが、評価につながったのよ』と子どもの頑張りを認められ、子ども自身も達成感を味わえます」
通知表の「できる」「できない」の結果だけにとらわれるのではなく、弱点に気づき、どうすればできるようになるのかを考えることが大切なのですね。
次回は、通知表の「生活面」の見方についてお伝えします。
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心理カウンセラー。マナーコンサルタント。J’s Room代表。
恋愛・婚活・結婚・子育てなど、自らの体験をもとに心に沿ったカウンセリングを行う。元国際線CAの経験を活かし、企業のビジネスマナー講師、就活セミナー講師としても活躍中。
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プライベートでは、高3、中2、中1の3人の娘の母でもある。
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