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生活・しつけ
小学1年生 2015年6月22日の記事
★親野智可等の「今日から叱らないママ」第10回 [6/22]
それでも起きないなら、楽しく起こしてあげよう
●ツボを刺激する
「風池」というツボを刺激すると効果があります。これは、後頭部の髪の毛の生えぎわにあるツボで、うなじの外側の少しへこむところです。
ここを刺激すると頭や眼の血液循環がよくなり、しゃきっとしてきます。
●ダンゴムシになる
目が覚めたら、布団の中でうつぶせになって膝を曲げます。つまり、ダンゴムシのような形です。
仰向けや横になって寝ている状態よりも、ダンゴムシ状態になった方が布団から出やすくなります。
●だんだんしゃきっとするために
目覚めがいい人は、こんな事をしている間にさっさと起きればいいと思うかも知れません。
でも、それができないのです。私もそうなのでよくわかります。
一応目が覚めてから、いざ身体を起こすまでの時間が長いのです。
うっかりすると二度寝になってしまい、あっという間に一時間くらい経ってしまいます。
上記のようなことをしているうちに、だんだん頭と身体がしゃきっとしてきます。
●楽しみを用意する
朝に楽しみの時間を持ってくるのもいい方法です。犬との散歩、家庭菜園の収穫、マンガを読むなどです。
好きなアニメを録画しておいて朝の時間帯に見るという子もいます。趣味のレゴブロックで遊ぶために早起きできるようになった子もいます。
●気合いを入れる言葉
起きるとき、気合いを入れる言葉を叫ぶのも効果的です。「スイッチオン!」とか「1、2、3、ダー」などと叫びながら起きる子もいます。
陸上でがんばっているある子は、「オンユアマーク・セット・ドン」と言いながら起きるそうです。
●口を動かす
寝ながら好きな歌を歌い始めて、歌い終わったら起きるという子もいます。
落語の「寿限無」に出てくる長い名前を、3回言ったら起きるという子もいます。
次の名前です。
寿限無 寿限無 五劫の 摺り切れ 海砂利水魚の 水行末 雲来末 風来末 食う寝る所に 住む所 藪ら柑子の 藪柑子 パイポパイポの シューリンガン シューリンガンの グーリンダイ グーリンダイの ポンポコピーの ポンポコナーの 長久命の 長助.
口を動かして声を出すことでけっこう目が覚めるようです。
●楽しく起こしてあげよう
これらのことを参考に、楽しみながらいろいろ工夫してみてください。
それでもムリなら起こしてあげてください。
どうせ起こすなら、明るく楽しく起こしてあげましょう。
親が起こしているといつまでも自立ができない、などと思う必要はありません。
そんなのは考えすぎです。大人でも朝が苦手で家族に起こしてもらっている人はたくさんいます。
そういう人でも、仕事などでは自立してバリバリがんばってちゃんとやっています。
ただ朝が苦手というだけの話で、自立とは関係ありません。