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生活・しつけ
年長 2014年2月4日の記事
忙しさMAX! パパに上手に手伝ってもらう方法は?
「私が忙しいのわかるでしょ?」手伝わない夫にイライラ…
子育てに、家事に、人間関係に…
ママをしているといろいろと悩みがつきません。
そこで、ママノートに寄せられたお悩みに、メンタルサポート・ジャパン代表の百世安里さんに答えていただきました。
今回は、多くのママが共感しそうなこんなお悩みです。
Q. 忙しいのを察して、パパにも手伝ってほしいのですが…
年長の娘の母親です。
入学前のこの時期、やることが多すぎて、本当に毎日目がまわりそうです。
ところが、夫は、平日は仕事で忙しく休日は仕事で疲れてゴロゴロしています。
ちょっとは察して、手伝ってほしいのですが…
このままでは、イライラして爆発してしまいそうです!
A. イライラは我慢して、手伝ってほしいことを具体的に言葉にしてみましょう
年長ママたちにとって、これから一年でもっとも忙しい時期を迎えますね。
かわいいわが子の卒園式に胸いっぱい。
仲のいいお友達とのお別れ会。
記念品の準備や出し物、式の練習。
卒業式・入学式用のお洋服を選んで買って。
小学校指定の体育着や運動靴、制服。
ランドセルや学習机は? 学童の申し込みは?
たくさんの書類に、名前や住所を書いてハンコを押して。
指定された色鉛筆など学用品を買い、一本一本にお名前シールを貼っていく。
やってもやっても終わらない作業の連続に、ああもう、目がまわりそう!
●ごろごろしているパパに、ムカッ!
そんなとき、何もしないで横になってテレビを見ているパパが視界に入ると、穏やかではいられません。
私がこんなにたいへんなのに、なんで何もしてくれないの?
お皿だけでも洗ってくれたら助かるのに。
仕事が忙しいのはわかるけれど…
その上、「おーい、お茶」とでも言われようものなら、爆発してしまいます。
「私が今忙しいって、見ればわかるでしょ!」
パパの方は「女はイライラしがちでヒステリー」なんてレッテルを貼って、さわらぬ神にたたりなしとなるか、ケンカになるか。
これでは不幸ですね。
ママがイライラしてしまうのは、どうしてなのでしょうか?
女が感情的だから?
いえいえ。家事・育児という仕事が、エンドレスだからです。
子どもが生まれると、24時間365日休みナシ!
子どもって、ほんの一瞬目を離した隙に何をするかわからないだけに、ママは一日中気が休まらないんですね。
それなのにパパは気づかってくれるどころか「一日中、子どもと遊んでいられていいよな」なんて言葉が出てきたり!!
たいへんさをわかってもらえない、共有してくれないって、悲しいですよね。
ママは手伝ってほしい気持ちはあっても、どうせ言っても無理と感じて、うまく言い出せないのが実情でしょうか。
実は、ママ自身にも「男は仕事、女は家事」って意識がすりこまれているので、手伝ってもらうことに、すご~く抵抗感があるんですよ。
そのため、女性は「察してほしい」「わかるでしょ」とばかりに、言葉にして伝えません。男性に家事育児をやってもらうことが、自分のワガママじゃないかしらって不安や、自分の家事へのプライドが傷つけられる気がする方も。
といっても、男性の仕事は、会社勤めであれば定期的にお休みがあります。
一方、フル回転、エンドレスの家事育児を担うママには、息つく間もありません。その溜まったストレスが、何かのきっかけにバチーンとはじけてしまう。
このままでは、ストレスがたまるばかりです。ぜひ、私もお休みをもらわないと後に響くという建設的な発想で、パパに動いてもらいましょう。
残念ながら男性はちょっと(いや、かなり?)鈍感なところがあります。察してくれるのを待ってたら、こっちが疲れちゃいます。
最初は抵抗あるかもしれませんけれど、「これだけでいいから、手伝ってくれない?」って声に出してみましょう。
案外パパも、ママにイライラされるより手伝う方がいいって思っていること、多いんですよ。
もしも「俺は仕事で疲れてるんだよ」って反論するようでしたら、「私だって一日中休みなしで、へとへとなのよ。あなたは毎日、夜は休めるし、週末も休日だけれど、私は365日休みナシなんだから」って積極的にアピールしてかまいませんよ。
現実的に手伝ってもらう。もしくは、出前をとるとか外食するとか、手を抜かせてもらう。なんらかの形でママに無理が重ならないようにしていきましょう!
●「手伝おうか」の一言に、カチン!
一方、ママの殺気立った(失礼!)気配を感じて「なにか手伝おうか」と言ってくれるパパもいます。
ところが、その言葉をきっかけにドッカーン!!
「手伝うって、どういうこと?」「だいたいあなたは…」
あります、あります! 実はたくさんのママたちが、パパの「手伝おうか」にカチンと来ているんですね。
せっかく気をつかったのに…というパパの嘆きが聞こえてきそうですけれど、好意の言葉に、カチンと来てしまうのはナゼでしょうか?
それは、パパの心の中にある「外野意識」なんですね。
「本来自分がやるべきことじゃないんだけど」という外野的な表現が「手伝う」って言葉から伝わってくるため。
あくまでお手伝いというスタンスは、特に働くママにとって、「私だって仕事もして家計も支えているのに、家事は女がやって当然と思っているでしょ!」と怒りが湧きあがってしまうわけです。
ママにとって、「2人の家庭で、2人の子どもなのに、家事も育児もどうして私ばかりが?」というモヤモヤが渦巻いています。
そこに「手伝う」って言葉が火をつけちゃうんです。
そのお気持ち、わかります。けれどもここは、名より実を取りませんか。
パパには悪気はないんです。「手伝おうか」って言ってくれたら、「あ、じゃ、これお願い」ってサッサと頼んじゃいましょう。
で、「助かるわ~」「ありがとう」と添えると、悪い気はしないもの。そうすれば、次からも気軽に手伝ってくれやすくなりますよ。
そうなんです。パパの手伝う数や量が増えたら、ママはラクになるじゃないですか。外野意識でも何でも「やってくれれば、こっちのもの」くらいに割り切っちゃいましょう。
どんどんどんどん仕事をふって、気がついたらパートナーとしてたくさん共有している状態にもっていけたらしめたもの。
言葉尻にカチンと来るのはグッとこらえて、どんどんやってもらいましょう!