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生活・しつけ
年長 2013年10月23日の記事
☆食卓の環境を見直して子どもの食事マナーを改善!
《食事マナー・後編》 食卓でのイスの座り方を見直すことで、落ち着いて食べられるようになります。
こんにちは。『ママノート』編集部です。
子どもの食べ方で、「食事中に食卓から離れてしまう」「ひじをついたり、立て膝をついたりする」「ボロボロとよくこぼす」など、直したいことはありますか?
これまで何度も注意したけれど、なかなか直らない…という方もいるかもしれませんね。
食育推進団体『食育暮楽部』代表の森野恵子先生は、「食卓の環境を見直すことで改善することがあります」とおっしゃいます。その改善法について、お話を伺いました。
●座り方、テーブルとの距離を変えてみる
森野 「食卓の子どものイスが高く、床に足がつかない状態だと、座り心地が悪くて足をブラブラと揺らしながら食べてしまうことがあります。
高さを調節できるイスを選ぶ、または足元に足置きなどを置いて、足が床につくようにしましょう。
さらに、イスの背もたれに背中をぴったりつけるようにすると、より安定します(クッションやバスタオルなどを背中に当ててもOK)。
イスに座ったら、テーブルとおなかの間隔は、子どもの手でこぶし2個分にしてください。
テーブルから体が必要以上に離れていると、床にボロボロと食べこぼしたり、立てひざをついたりすることにつながります。
そして、食事中に食卓から離れてしまう場合は、近くに気が散るものがないか原因を探します。オモチャが近くにあったり、テレビが点いていたりしないでしょうか。
また、おやつの食べ過ぎ、運動不足などで、おなかが空いていないために食事に集中できないこともあります。
さらに、心理的な原因が関わっている可能性もあります。
ママが下の子のめんどうを見ているときに、食卓から離れたり、机をたたいたり、スプーンを投げたりしてママの気を引こうとすることがあります。
そのような行動が見られたら、子どもと向き合って食事をとってみてください」
● “孤食” “個食” の環境では、食事マナーが身につかない
森野 「食事のマナーは、一緒に食べる相手がいてこそ身についていくものです。
朝食など、ママは家事をして、子どもだけで食べさせていないでしょうか。
ひとりで食べることを“孤食”といいます。家族の朝食やお弁当作り、洗濯などで忙しいのはわかります。でも、できるだけ親子一緒に朝食をとって、子どもの朝の顔色や食欲を見て体調を気づかってあげたいですね。
また、夕食などは、大皿におかずを盛り、家族おのおのが小皿で取り分ける食事スタイルになっていませんか。
食器の洗い物の手間を少なくしたい…という気持ちはわかりますが、子どもが自分の好きなものだけ食べる、“個食”につながる可能性があります。
主食(ごはん)、汁もの、主菜、副菜を1人分ずつ配膳すれば、栄養が偏らず、バランスのいい食べ方が身についていきます」
●外食を食事マナーを覚えるきっかけにする
森野 「子どもの誕生日など、イベントがあるときは、おしゃれをしてちょっとリッチなレストランへ出かけてみてはいかがでしょうか。
それを楽しみに、1か月前ぐらいから食事のマナーの練習を家庭で行ないます。
好きなものが食べられる、わくわくするイベントがあれば、子どもも楽しみができて、食事マナーを覚えようとやる気になれるはずです」
ガミガミ言わなくても、食卓の環境を見直したり、お楽しみを作ったり… ちょっとした工夫が食事マナーを身につけるきっかけになるんですね。
森野先生、ありがとうございました。
前回の記事はこちら
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