【小学1年生】と【年長】ママのお役立ち情報を配信!

  • トップページ
  • 生活・しつけ >
  • ★指導員さんとのつきあい方がポイント?

生活・しつけ

小学1年生 2013年12月1日の記事

★指導員さんとのつきあい方がポイント?

《どうする? 学童保育 2 》 指導員と信頼関係をつくりながら、学童とつきあっていきましょう

3440_img_01

 

 

親としては、場所や時間、料金面だけでなく、その学童保育の雰囲気や指導員の人柄・資質なども気になるところです。 
 
前回に引き続き、「保育園を考える親の会」の普光院亜紀(ふこういん あき)さんに、指導員とのコミュニケーションや子ども同士の関係など、学童保育とのつきあい方を教えていただきます。 
 
 
●基準や指針がなく、施設や職員の質にばらつきが 
 
学童保育は、施設によって、職員の質などが大きく違うという話をよく耳にします。 
 
普光院 「学童保育は、保育園と違って、建物や指導員などに法律的な根拠をもった基準や指針があるわけではありません(※)。 
 
子どもの数が多すぎたりして施設環境があまりよくない施設もありますし、指導員についても、採用の際に保育士などの資格を問われないので、子どもにどういう環境が必要か、どういう接し方をすればいいかなどについて専門性が不十分である場合もあって、全体に今ひとつ成熟していません。 
 
施設によってというよりも、人によってばらつきが大きいのは残念ながら事実だと思います。 
 
学童保育が地域にたくさんある場合は、「選ぶ」こともできますが、小学校単位で学童保育が設置されている地域では、通っている小学校に対応した学童保育に行くのがやっぱり安心です。 
 
そんな選択肢のない中では、指導員と信頼関係をつくりながら、要望などは積極的に伝えていったほうがよいと思います。 
 
いくつかの選択肢があるという人は、すでに通わせている親御さんから情報を集めたり、親子で見学に行って、実際に指導員さんから話を聞き、あらかじめどんな環境なのか調べてみるとよいでしょう」 
 
※ 2015年の4月から、新しく『子ども・子育て支援制度』が施行されるのにあたって、学童保育にも正式な基準が設けられる予定。 
 
 
●指導員には、あえて聞きにくいことを聞いてみる 
 
具体的にはどんな点をチェックすればいいでしょう? 
 
普光院 「施設の状況や、子どもたちがどんなふうに遊んでいるかなどを見てみるといいと思います。 
 
指導員の人にも、夏休みを含め、子どもたちがどんなふうに生活しているかなど、疑問点はなんでも質問しましょう。 
 
会って話をすれば、だいたいわかるとは思いますが、質問したときに、子どもの様子が捉えられているかどうかを見極められると思います。 
 
または、『お友だち関係が原因でやめちゃうようなことがあったりするんですか?』などと、あえてデリケートな質問をしてみるのも一つの手です。 
 
指導員がどう答えるかによって、子どもをちゃんと見てくれているかどうかがわかることもあります」 
 
 
●学童保育内での子ども同士の力関係は見守って 
 
これまで通ってきた保育園と学童保育の雰囲気がまったく違うので、戸惑ってしまう人もいます。 
 
普光院 「学童保育では、指導員も必要以上に遊びや子ども同士の関係に介入しませんし、保育園と同じに考えていると、かなりシビアに見えるかもしれません。 
 
子ども同士の関係も、3年生から1年生までの縦社会になっていて、3年生がいばっているなんていうことはよくあります」 
 
 
気の弱い子には、なかなか大変そうな世界ですね 
 
普光院 「でも、経験から言うと、子どもってそういう社会の中で強くなるんですよね。弱いと思っていた子でも、意外にたくましく、学童の中でのポジションを見つけてやっていくことも多い。 
 
今「いじめ」が大問題になっていますが、小学校の低学年は、まだ「あとくされ」が少ない時期です。 
 
だからあまり最初から、『うちの子がいじわるされている』と、親が動揺して口をはさまないほうがいいかなと思います。 
 
それよりも子どもの様子に注意を払って、ストレスを感じているなと思ったら、とにかく話を聞いてあげて、『ああそうなの、それっていやだよね』と共感してあげること、そして子どもを信じてあげることも大切です。 
 
指導員と積極的にコミュニケーションをとることも重要です。 
困ったことがあったら、『こんなに困っているんです』『子どもがこう言っています』などと伝えたり、学童保育でのわが子のようすも詳しく聞いたりして、注意して見てもらうようにします。 
 
直接介入しなくても、子どもの様子を見てくれるだけでも、親にとっては安心ですから。 
 
指導員に不満があるからといって、すぐに市区町村に訴えたりせず、まずは信頼関係を前提に相談しながら、こちらの要望を伝えていきましょう。 
 
お互い歩み寄って、コミュニケーションを重ねながら解決策を探していくことも大切だと思います」 
 
 
学童保育は、子どもにとっては、社会を学ぶ大切な場所でもあるんですね。経験者の意見を聞けて、少し安心しました。 
 
普光院さん、ありがとうございました。
 
 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

前のページへ戻る

トップページへ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

『ママノート』ツイッターやっています!フォローいただけたら幸いです。

過去の特集はこちら

学研の頭脳開発「ちえのおけいこ3歳」