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生活・しつけ

小学1年生 2015年9月28日の記事

★親野智可等の「今日から叱らないママ」第19回 [9/28]

しつけたいことは、「叱る」より「啓発」の方が効果的

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●啓発は意外と効果的

 

子どもに何かをしつけたいとき、意外と効果的なのが啓発です。

つまり、「それをやることの必要性が子どもにわかるように教えてあげる」ということです。

 

例えば、子どもに毎食後に歯を磨かせたいとしたら、どうしたらいいでしょう?

 

歯垢の中の虫歯菌や歯周病菌などの顕微鏡写真を見せながら、教えてあげると効果的です。

こういう画像はネットで検索すればいくらでも出てきます。

 

私も授業で見せたことがありますが、子どもたちはすごく驚きました。

「こんなものが口の中にいるの?」という感じです。

 

 

●画像を使って説明すると説得力が出る

 

そして、次のようなことを子どもにわかるように話してあげました。

 

・食べたあと歯磨きをしないと、食べカスが歯についたままになる

・そこに、虫歯菌や歯周病菌などの細菌が住み着く

(虫歯菌と歯周病菌の画像を見せながら)

 

・住み着いた菌はどんどん増える

・1個の細菌が1日で1億個に増える

 

・歯周病になると歯が根こそぎ抜け落ちることもある

(歯周病で歯が抜け落ちた画像を見せながら)

 

・子どものときの歯肉炎を放っておくと歯周病になりやすい

(歯肉炎の画像を見せながら)

 

子どもたちは、「気持ちわる~い」とか「うえ~」などと言いながらけっこう真剣に聞いてくれました。

 

 

●百回の小言より一回の啓発!

 

この授業のあと、子どもたちは家でも学校でも一生懸命に歯を磨くようになりました。

 

親から、「この頃、朝晩ていねいに歯を磨くので驚いています」という報告をもらったほどです。

 

ということで、親野智可等の子育て格言から次の2つが当てはまります。

 

「百回の小言より一回の啓発!」

「納得度とやる気は比例する」

 

 

●動画や絵本も効果的

 

今回は歯磨きのことを例に取りましたが、他のことでも、ぜひ「啓発」を大切にしてください。

 

親がその気になってネット検索すれば、使えるイラストや写真やグラフなどを得ることができます。

 

よい動画があればそれを見せるのも効果的です。

 

また、絵本でも啓発に使えるものがけっこうありますので、それを使うのもいいでしょう。


 

次回の記事はこちら

第20回 配慮が足りない環境の中で勉強させていると叱ることが増える

 

前回の記事はこちら

第18回 ハイテクを使えば、子どもを毎日ほめることができる

 

他記事はこちら

親野智可等の「今日から叱らないママ」

 

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