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学校・まなび
小学1年生 2012年12月29日の記事
★「子育て絵本アドバイザー」おすすめ絵本はコレ!
《絵本子育てアドバイス4》絵本が教えてくれることは、子どもの心に響きます。
子育て絵本アドバイザーの山口理加先生に、これまで読み聞かせのポイントや、本の選び方をうかがってきました。
今回は、小学1年生、新1年生のこの時期にぴったりの5冊を紹介していただきます。
それぞれの本のどんなところがオススメなのか、教えてください。
山口 「1冊目は
食育を大胆に教えてくれる絵本で、『給食を残さず食べましょう』とか『好き嫌いをしてはいけません』と何回も言うよりも、この絵本を読むほうが子どものこころに響くと思います。
大胆な絵や文章が特徴で、真面目な親や先生には不評かもしれません。
子どもは、きれいで優しい絵や物語よりも、このくらいにインパクトがある方が心を動かされるのかもしれません。
標準語と博多弁が出てきて楽しい絵本です。
2冊目は、
登校班制度のある小学校もあるようですが、自分で通学することは、幼稚園・保育園と小学校の大きな違いと言えます。
学校から自宅までは、大人にとっては平凡な道でも、子どもにとって、小さな冒険をする絶好の機会です。
子どもにとっては、共感する部分があり、大人にとっては子供時代を懐かしく思い出すことができ、親子で楽しめる絵本だと思います。
3冊目は
『おかあさんは おこりんぼうせいじん』
スギヤマ カナヨ著 (PHP出版)
お子さんに対して、怒りながら『いい加減に、起きなさい!』、『早く着替えて!』、『片付けないと、全部捨てちゃうからね!』、『なんで、毎日、おんなじこと言われるの?』などと言っていませんか。
毎日のようにお子さんにいくら言っても、伝わらないのであれば、お子さんは次のように思っているのかもしれません。
『お母さんは、おこりんぼう星から来た“おこりんぼう星人”だ』
『怒って子どもたちに言うことをきかせて、いつか地球を征服するつもりなのかもしれない!』
ぜひご家庭においてお子さんを怒りそうになった時、お読みいただきたい1冊です。
4冊目は
『しゅくだい』
宗正美子 原案/いもうとようこ 文・絵 (岩崎書店)
小学生に上がって、お子さんも宿題を持ち帰ってくることがあるでしょう。
もぐくんの学校でも、ある宿題が出ました。
宿題の内容は、なんと“だっこ”だったのです!!
もぐくんの担任のめえこ先生は『おうちのひとに だっこ してもらってください』と、言いました。
しかし、もぐくんの家には生まれたばかりの双子の赤ちゃんがいるので、その宿題を言い出せません。
さあ、どうなるのでしょうか?
読み終わったあとに、お子さんを抱っこをしてあげたくなる絵本です。
5冊目は、年末年始のこの時期にお勧めの絵本です。
『十二支のはじまり』
岩崎京子 文/二俣英五郎 画 (教育画劇発行)
年末になると、干支が話題になります。
十二支はどうやって決まったかご存知でしょうか。
十二支が決まるまでの物語を、とても分かりやすい文章とユーモラスな絵で教えてくれる絵本です。
小学校で英語がカリキュラムに入っていますので、英語を学ばせることに興味をお持ちの親御さんは多いかもしれません。
母国の文化を理解し語ることができるのは、国際人としての条件です。
日本の文化である十二支の成り立ちを、この時期に親子で学ぶことが、国際人になるための大切な一歩になるのではないでしょうか」
どれも、大人も興味をひかれる読んでみたくなる絵本ですね。
冬休みのこの時期を利用して、ぜひお子さんに読んであげてはいかがでしょうか。
山口理加先生、どうもありがとうございました。
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