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生活・しつけ
小学1年生 2015年5月18日の記事
★親野智可等の「今日から叱らないママ」第5回 [5/18]
毎朝、野菜に水をやるには?
●野菜に水をやるのを忘れる子
ある家のお話です。その家では、家庭菜園でオクラなどいろいろな野菜を育てています。
なっちゃんという2年生の女の子がお手伝いとして毎朝水をやることになっているのですが、忘れてしまうことが多いそうです。
それでよくお父さんに叱られます。
このお父さんはしつけに厳しいことを自認している人で、子どもをよく叱る人だそうです。
それが教育だと思っているのでしょう。特に、お手伝いについてはかなりこだわってしつけようとしているそうです。
なっちゃんは朝から叱られてしまうことが多く、そういう日は元気がなくなり、登校するときも暗い表情になってしまいます。
●水を入れたペットボトルを枕元において寝る
お母さんはそれが心配でたまりません。それで、お父さんにあまり叱らないようにと度々頼んでいるそうです。
でも、お父さんは「子どもは厳しく叱って育てるべし」というナンセンスな信念に凝り固まっていて、お母さんの言葉に耳を貸しません。
それで、「これはもう叱られないようにするしかない」と考えたお母さんは、何かいい方法はないかなと頭をひねって考えました。
それで思いついたのは、水を入れたペットボトルを枕元において寝るということです。
もちろん、ペットボトル1本の水だけで足りるわけではありませんが、これは水やりを思い出すためのアイテム、つまりリマインダーです。
●お母さんもリマインダーを用意
そして、お母さんもスマホのアラームを朝の6時45分にセットして鳴るようにしました。同時に、「野菜に水」という文字も出るようにしました。
これは、子どもが忘れているときにやるように促すお母さんのリマインダーです。
この2つの工夫がとても効果があったそうで、ペットボトルに水を入れて寝るようにしてから、ほとんど忘れずに水やりができるようになったとのことです。
それでも忘れているときは、お母さんが「お水やってね」と促してくれるので、大丈夫です。
この結果、なっちゃんは水やりでお父さんに叱られることはなくなりました。
めでたし、めでたし……。
といいたいところですが、実はもう一つ問題がありました。
それは、帰宅後のお手伝いです。
ということで、次回に続きます。