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生活・しつけ
年長 2013年11月12日の記事
☆甘えんぼうの下の子の入学対策
《上の子・下の子の育て方 2 》 下の子に対して、ダメなことはダメと伝えてますか?
今回は、甘えん坊の下の子に対して、入学までにフォローしておきたいことを、引き続き三浦先生に伺います。
● “できてること” をほめて、“できること” を増やす
入学にあたって、甘えん坊の下の子にしておいたほうがいいことはありますか?
三浦 「一人でできることを増やして、“自分にもできるんだ” という自信をつけさせていきたいですね。そのためには、“今できてること” をどんどんほめていくのが有効です。
例えば、『歯を磨くの、上手になったね』 『そんなに早くボタン留められるの。さすが~』などと、とにかくほめてほめまくる(笑)。
上の子といっしょになって、ほめてもいいですね。
その上で、できないことに関しては、『髪の毛結ぶのはまだこれからだね。これはママがやってあげるね』と言ってみる。すると、『それもできるよ!』と自分からやろうとしてきたりします。
また、『できない、やって』と言ってくる子には、すぐに手伝ってしまうのではなく、まずは、『どこまでならできる? 見ててあげるからやってみよう』と、声をかけてみましょう。
ちょっとでもできたら、『すごいね~、ここまでできるんだ』とほめてください。
子どもはほめて貰ったり、自分ができる存在だと思われていると感じると、自己肯定感が上がり、さまざまなことに挑戦したくなります。
これを続けていれば、一人でできることが確実に増えていって、甘えん坊さんでも自信をもって入学できるようになりますよ!」
なるほど、なんだか親のほうもやる気がわいてきました!
●叱るときはきちんと叱る!
三浦 「ほめるのと同様に、もう一つ注意したいのは、下の子に対して危険なこと、悪いことなど、叱るべきときはきちんと叱るように意識する、ということです。
というのも、親は下の子には意外に「ダメ」と言わない傾向があるからです。上の子に対しては、ついくどくど言ってしまうのとは対照的に、親自身も気がついていないことが多いようです。
これは親の怒りをうまくかいくぐる下の子の要領のよさや、上の子が防波堤になるという面もあると思いますが、下の子が甘えん坊とか、わがままな面が目立つと言われる要因にもなっています。
ダメなものはダメとはっきり言うことを意識しましょう」
下の子には甘くなりがちなのは気づいていたのですが、やはり意識してしつけなくてはいけないこともあるんですね。
三浦先生ありがとうございました。
次回からは、上の子の育て方について伺います。