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生活・しつけ
小学1年生 2013年12月10日の記事
めざせ貯蓄アップ! 家計簿の活用ポイント
《来年こそ家計簿活用を・後編》 固定費の割合が高くなっていないか、特別支出で家計のバランスが崩れていないかもチェックして
こんにちは。『ママノート』編集部です。
家計簿をつけてはいるものの、貯蓄がなかなかアップしない…という人もいるのでは?
家計簿の活用法について、ファイナンシャルプランナーの花輪陽子先生にお話を伺いました。
●固定費の割合をチェックする
花輪 「家計簿をつけてみると、支出のうち固定費の占める割合が高いことに気づくはずです。
また、夏季・冬季は冷房・暖房などで電気代の支出が多くなりやすいなど、季節変動があることにも気づきます。
固定費(下記参照)の支出は、手取り収入の50%程度に留めるのが理想です。
収入に対して固定費の出費の割合が高いと、使える生活費が少なくなるばかりか貯蓄を増やすことも厳しくなります。
【主な固定費】
住居費(家賃、住宅ローン)、電気代、ガス代、水道代、通信費、保険料、学校教育費、幼稚園代(授業料)、習い事代 など
食費など生活費を節約するのがストレスという人は、固定費の見直しをおすすめします。
見直しやすいのは、通信費、保険料です。
携帯電話やインターネット、保険料を割安なプランに変更し、月5,000円カットできたとすると、年間で6万円ものゆとりが生まれます」
●特別支出の計画を月ごとに書き出す
花輪 「1か月単位の支出だけにとらわれ、『特別支出』を把握できていないと家計のバランスを崩すことがあります。
特別支出とは、年単位で出て行くお金(下記参照)のことです。
【主な特別支出】
・税金(自動車税、固定資産税など)
・半年払い、年払いの保険料
・交際費(冠婚葬祭、お歳暮・お中元など)
・賃貸住宅の更新料
・車検費用
・家電、家具、自動車の買い替え
・旅行、帰省費用
・塾の夏期・冬季講習の費用
特別支出は、年払いの保険料、ボーナス払いの住宅ローンなど、大きな出費のため準備しておく必要があります。
家計簿の12か月のスケジュール表(またはカレンダー)に、月ごとの特別支出の支払い計画を記入してください(千円単位など大まかでOK)。
また、特別収入(ボーナス、児童手当、自治体からの助成金の振込み、税金の還付)の予定も書きます。
その上で、収入の多い月・少ない月を把握し、特別支出のために月収やボーナスからいくらずつ貯めるのかを決めます。
さらに特別支出用のお金は、生活費と区別するため、専用口座に貯蓄しておくことをおすすめします」
月単位だけではなく、年単位の支出もチェックしておけば「気づかないうちにお金が減っちゃった…」なんてことが防げますね。
花輪先生、アドバイスありがとうございました!