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生活・しつけ

小学1年生 2012年11月24日の記事

夫婦の会話が、子どもに安心感を与えます

《仲のいい夫婦が子どもを伸ばす2》相手の立場に立ってねぎらいと感謝を伝えましょう

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前回のお話で、安心感のある家庭が子どもの成長を促すとわかりました。 
今回は、そんな家庭を築く夫婦の会話について、ファミリー・コンサルタント高橋愛子先生にうかがいます。

 
高橋 「パパとママは仲がいい、と子どもが安心感を得るためには、ふたりがお互いのことを大切にしている姿を見せたいものです。ぜひ、子どもの前で、『ママはパパが大好き』『パパはママが大好き』と言ってあげてください。 
 
また、ふだんからパパ、ママのあいだで明るい会話がはずんでいることも大切ですね」

 
 
夫婦で仲よく、楽しい会話をしていくために大事なことはなんでしょうか。

 
高橋 「会話の中で、ねぎらいと感謝をきちんと伝えることです。 
そうすることで、お互いに優しくなることができ、良い夫婦関係を築くことができます

 
でも、今の夫婦は、その気持ちが不足しているように思います。 
相手が自分のためにしてくれることをやってもらって当然のように思ったり、やってくれなければ『やってくれないなんて、おかしい』と腹を立てたり、なんでも自分中心に考えがちです。 
それで、関係がぎくしゃくしていく夫婦が多いのです」

 
 
なぜ、相手を思う気持ちが持てないのでしょうか。

 
高橋 「今の社会は、ストレスに満ちています。その中でがんばっているから余裕がなく、相手を思いやるゆとりが持てないのですね。 
とにかく自分のことでいっぱいいっぱいで、相手の苦労がわからないし、わかろうとしません。

 
相手の気質をよく理解して、相手の身になって考え、がんばっていることや大変だっただろうことに気づいてください。 
そしてそれを、言葉にして伝えましょう。
 
 

たとえば雨の日、駅から歩いて帰ってきた相手に、『寒かったでしょう』『お疲れさま』と声をかけるだけでいいのです。 
自分にしてくれたことには、『ありがとう』『嬉しい』と感謝を伝えましょう。 
 
また、自分が悪かったと思ったときは、『ごめんなさい』とすばやく素直に伝えてください」

 
 
相手の立場に立って考えることが大切ですね。

 
高橋 「相手のイヤな面が気になったら、魚を思い出してみてください。 
お刺身になるきれいな部分ばかりではありませんよね。 
本当は内臓など、見た目にはきれいではない部分もあわせ持って、一匹の魚になっているわけです。

 
人間だって、それと同じ。イヤな面があっても、いい面が必ずあります。良いところを見る努力を、心がけていきましょう」

 
 
相手を思いやる気持ちを忘れず、良い夫婦関係を築いていきたいと思います。 
 
次回は、子どもを伸ばす夫婦像についてお聞きします。
 

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