『10歳までに知っておきたい!
心の強い男の子の育て方』 (学研パブリッシング)
これからの世の中、男の子に求められるものは「優しさ」より「心の強さ」!人前で自分の意見をはっきりと表現し、友だちとも積極的にコミュニケーションでき、どんな環境にあってもたくましく生き抜いていける「心の強い男の子」を育てるコツを教えます。
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生活・しつけ
小学1年生 2016年6月30日の記事
今回は、親の期待と子どもの成長に関して『心の強い男の子の育て方』(学研パブリッシング刊)の著者である和田秀樹先生に伺います。
これからの時代を生き抜いていく心の強さを持った男の子に育てるためにはどうしたらいいでしょうか。
和田 「お母さん方が、男の子に対してそのような期待をかけるのは、ごく自然なことでしょう。 一方で、そういった親の強い期待がプレッシャーとなって、子どもによくない影響を及ぼすのではないかと心配される人もいらっしゃるかもしれません。
『子どもにプレッシャーをかけすぎないほうがいい』 『ストレスがかかると子どもの心はつぶれる』といった意見もあることは確かです。 日常的な場面でも『がんばれ、がんばれといったらいけないのか』とか『期待をかけるのはよくないのでは』という声も聞かれます。
しかし、これは心理学の数々の研究から明らかにされていることなのですが、実際のところ、子どもの心は大人が考えるほど弱く傷つきやすいものではないのです。むしろ、プレッシャーなどのストレスがある程度かかることで成長していくと言えるのです。
適度なストレスをバネにして、それに耐えられるレベルに心がたくましくなっていくのが健全な成長なのです。 ストレスがよくないプレッシャーとなるのは、それが強すぎて子どもの今現在の能力をはるかに超えている場合、もしくは、弱すぎて成長に何の役にも立たない場合です。
大人が一方的に『これはストレス要因だ』と決めつけて、子どもの経験の場を奪うのではなくて、積極的に挑戦させていきたいものです」
実際には、親はどういった期待のかけ方をすればいいのでしょう。
和田 「子どもの心を心配する大人は『このレベルのストレスはすべてに子どもに悪影響を与える』というようにひとくくりにして考えがちですが、同じ年齢でも子どもの成長の度合いは十人十色。個人差がとても大きいのです。
要するに親の期待がよいプレッシャーになるかどうかは、親が子どもの能力をきちんと読み取れているかどうかです。 『どういうサポートすれば、この子は壁を乗り越えられるか』を真剣に考えていただきたいと思います。
たとえば、勉強に関してなら、どの箇所でわからなくなったのかを分析したり、どういう勉強法なら理解しやすいかを考えたり、毎日確実にこなせる目標を設定するなど、工夫してほしいのです。
いきなり実現不可能な高い目標を期待して強いプレッシャーをかければよくないストレスになりますし、 かといって期待を一気にゼロにしてしまうと、子どもはその壁に手を伸ばさなくなってしまうのです。 お母さんにはその子に合った方法で手を差し伸べていただきたいと思います。
そのときお母さんには、「この子にはできるようになってほしい。きっとできるようになる」という期待を持ちつづけ、サポートしてもらいたいと思います。お母さんの期待とサポートがかみ合えば、子どもはプレッシャーでつぶれることはないのです」
和田先生、ありがとうございました。
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